カメラを片手に

松坂小旅行、旧小津清左衛門家(松阪商人の館)へ

奈良の最低気温は1.5℃、午前7時前から降り始めた牡丹雪、小一時間ほどで
上がれば、地面には残らず、屋根の上だけに。

早くも寒気が南下しだしたが、この屋根の雪も9時過ぎには溶けている。
今日は12時過ぎの6.3℃が最高気温で、本当に寒い一日になりました。
      10時、5.0℃、64%

さて、1962年の今日は、宮中の「歌会始」が初めてテレビ中継されている。
今年の「歌会始」は、宮内庁は昨年末12月24日に発表によると
"2022年1月18日に皇居・宮殿で開かれる「歌会始の儀」の一般入選者10人
 を発表した。 最年少は新潟県加茂市の高校1年、難波来士さん(15)、
 最年長は富山県南砺市の無職、西村忠さん(85)だった。
 今回の題は「」。
 選考対象の応募数は1万3830首で、うち海外からは69首、点字は11首。
 天皇陛下に歌を披露する召人は仏文学者の菅野昭正さん(91)が務める。
                      (日本経済新聞より改変)

お題「窓」、昭和34年(1959年)以来二回目です。

さて年末の松坂小旅行の続きです。
旧伊勢街道と大手通の交差点に「豪商ポケットパーク」が設置されており、
三越百貨店のあの有名なライオン像が佇む。 理由は・・・
      

右側の旧伊勢街道を北方へ少し行くと、柵に囲まれた「三井家発祥地」が。
      

"越後屋、三越と発展をとげた三井創業の祖「三井高利・1622年生」誕生地
 高利の産湯に使ったという伝承が残る井戸や発祥の地の記念碑が建つ。”

14歳で江戸へ修行に、28歳で松坂に戻り蓄財する。
52歳で江戸・京都・大阪で呉服業と金融業で成功し、本拠を京都に移すも、
松阪にも木綿仕入れなど一族を残している。
     三井家敷地図           江戸の越後屋
*豪商ポケットパークのライオン像があったのはかつての屋敷跡になる。

さらに進めば、阪内川近くに「旧小津清左衛門家(松阪商人の館)」が現れる。
   *車の見えるが松阪大橋で、江戸期はこの一角が小津家で占められる。
      




 👆
小津家は『江戸の紙問屋で、松阪の御三家の一つに数えられる。』
松阪御三家は三井家、長谷川家、長井家とこの小津家のこと
      長者番付

今は「松阪商人の館」として公開され、商人の家の様子を見ることができる。
全体の5分の3が松坂市により保存・公開されている。

中に入り、大きな釜が並ぶ。使用人などに食べさせるにしては大きすぎる。

100升炊きの大きな釜でご飯を炊き、野宿のお伊勢参りの人たちを饗宴した。
そして各地の紙の出来などの情報を得て、紙の仕入れに利用していた。


小津家の家系図と写真、現在も日本橋で紙問屋・小津産業として営なまれる
     見世の間

主人の間などには庭が・・・


残された『白椿図』が掛けられていた。小津東家2代鹿吉が描く
      

さらに奥へと続く。
蔵が9つあったそうだが、2つ保存されている。当時の蔵は商売道具の紙では
なく、紙は仕入れ地から直接江戸へ運ばれていあた。
家財道具以外に、米やみそなど饗宴のためのものもあったようだ。

内蔵は、展示館になっている。古文書や茶碗などが・・・
      

先程訪れた岡寺山継松寺への寄進品の写真が・・・あれだ!
      

驚いたのは千両箱ならぬ、万両箱が置かれていたのが印象的、重さは200Kg
以上とのこと松阪商人の凄さを感じられた。

外に出ればすぐに現在の松原大橋に。
思いをはせれば、かつては伊勢参りの旅人で賑わったのですね。
      



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