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いいやま線とか、、、飯山鐡道、東京電燈西大滝ダム信濃川発電所、鉄道省信濃川発電所工事材料運搬線

千手発電所附近の材料運搬線

2021-04-13 19:51:00 | 鉄道省信濃川発電所材料運搬線
信濃川発電所材料運搬線が、千手発電所への線路と山谷・小泉方面へ向かう線路と分岐していたことは今までも示してきた。
実際、その様子がどうだったのか分かる写真を見付けたので紹介したい。その写真が紹介されているのは、「十日町・中魚沼・松之山郷今昔写真帖」だったと記憶している。十日町情報館の郷土資料コーナーにて閲覧可能な本である。


写真引用元:十日町・中魚沼・松之山郷今昔写真帖  保存版 十日町市・中魚沼郡(川西町・津南町・中里村)・松代町・松之山町 郷土出版社 2002年09月

信濃川を渡る信濃川橋梁や、山谷へ向かう線路、発電所予定地へ引き込まれた線路、そしてデルタ線が両線を結び、当時の当地の原風景であろう鍾乳洞リムストーンプールのような水田と、どれを取っても感動的であり、私の語彙力が追い付かない。
この写真が撮影された昭和10年というのは、まだ千手発電所も放水路も本格着工していない時期である。この時期にこの場所で工事が本格化していたのは浅河原調整池~千手発電所間の圧力隧道の土木工事となる。それだけに、数年後の圧力隧道内張鋼板工事や千手発電所建屋本体や沖立放水路着工後の様子とも異なり、それこそ材料運搬線が造られた当時に最も近い様子を写した写真であると考えられる。

 

現地には現代までそれらしき土地が残っている。似たようなアングルの写真を並べると良く分かる。
材料運搬線の信濃川橋梁は現・妻有大橋の上流に架かっていた。ちょうど、妻有大橋の袂にあるポンプ小屋の辺りが材料運搬線信濃川橋梁の袂だろう。そして、山谷方面への線路はほぼ現道の盛土の辺りに見える。

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