マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

そろそろ次の計画を

2008-10-23 23:25:20 | Weblog
VoIP GWもそれなりに動いたので、そろそろ次の計画を考えようかと思い始めています。VoIP GWは、着信時の動作におかしな部分があったので、SIPのバグを見つけて修正したりしていたのですが、依然としてパケットの再送すらしていないという手抜きぶりです。そのため、クライアントのPCが重かったりすると、呼が正しく切断できなくなったりする可能性があります。再送機能を追加実装するのは、それほど難しくはないのですが、それを試験する環境を作ったりする方が面倒くさくて気分が萎えてしまっています。何よりも、W-SIMつかって通話実験していると通信費がかさみますし、いつもPCでX-Liteを使うというのもいまひとつです。

そんなこともあって、次なる中期計画における目標を設定しようというわけです。今回のVoIP GWとの関連性を持たせて、SIP端末を作ろうかと思っています。自宅ではNTTのひかり電話を使っているので、その端末として利用することも可能にしようかと。具体的な形態としてはいくつかのバリエーションが考えられますので、その選択も悩みどころです。これまでのW-SIMジャケットのW-SIM部分をVoIPに置き換えればいいわけですから、これまでの経験/成果を生かせば次のようなSIP端末を作れてもいいはずです。

  1. 初代ジャケットのように、テンキーとジョグ、LCDを持つ構成。受話器がヘッドフォンというのがイマイチ。
  2. 2代目ジャケットのように、USB電話機を使ったSIP端末。やはり実用性としては受話器が使える点が便利。
  3. 3代目ジャケットのようにタッチパネルを使う端末。可搬型にするためには、小さく作らなきゃならないし、無線使わないと。。

いっそのこと、普通の電話機をつなげられるSIP TAを作るのもいいのではないかとも思っているのですが、そうするとアナログ電話とSLICの勉強をすることになりそうです。その点では、USB電話機を使うのが手軽でいいのですが、USBホスト機能のためにMAX3421Eを使うよりも、USBホストとEthernetの両方を持ったMCUを使った方が良さそうです。しかし、AT91SAM7には、そのような石が無いんですよね。いっそのこと、AT91SAM9を使うか、あるいはLPC2388とかLPC2468あたりに鞍替えしようかとか、いろいろ思い悩んでいる次第です。調査がてら部品の手配を進めているものもあるので、順次記事で取り上げていくつもりです。