マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

SDカードの修理

2009-07-03 23:04:43 | ARM9
トランジスタ技術7月号のCMOSイメージ・センサの特集記事を読んでいたら、自分のCMOSカメラももう少し遊んでみたくなってきました。記事のレジスタ解説をみると、型番こそ違いますが、どうやら同じOmniVisionのCMOSカメラをベースとしたカメラモジュールを使っているようです。

カメラの実験に使用したMMnet1002ボードにはマイクロSDのソケットが載っていますが、いつの間にかSDカードのアクセスが全く動作しなくなっていました。そのために、カメラ画像の確認はSAM-BAを使ってPCに吸い上げてから、フォーマット変換をおこなってPC上で確認していました。SDカードさえちゃんと動作してくれれば、MMnet1002上でJPEGに変換してSDカードに書き出すことができるはずです。せっかく買ったMMnet1002ですので、SDカードを再度使えるようにして、この実験もやってみたいものです。

そんなわけで、SDカードを修理してみることにしました。以前はちゃんと動作していたので、おそらくはSDカード・ソケットの接触不良に違いありません。SDカード関連の信号線はカメラでは全く使っていませんし。マイクロSDソケットの配線を確認してみると、案の定 ソケット5番ピン(CLK)とCPUのPA8/MCCKピンの接続が不良になっていることが判明。どうやらマイクロSDソケットのはんだ付け不良のようです。コテにハンダを少量つけて、5番ピンにハンダを盛りなおしたところ、接続回復。以前実験した、FatFsでのLFN機能の動作が再度確認できました。

どうやらSDカードを何度か抜き挿ししているうちに、ハンダ不良だった5番ピンが完全に浮いてしまっていたようです。SAM-BAジャンパの100Ω抵抗のつけ忘れといい、どうもこのMMnet1002の製造品質には問題多いようです。