マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

大事なことを忘れていた

2009-07-20 00:41:31 | ARM9
JPEGの圧縮と伸長の両方が動くようになったものの、ちょと時間かかり過ぎているなぁと感じていたのですが、大事なことを忘れていたことに今頃になって気がつきました。

カメラをつなげた際に I2Cがうまく動いてくれずに悩んでいましたが、MCKを半分にしたところ動くようになったので、この設定で動かしていたのでした。MCKはほとんどのペリフェラルでのマスタークロックですので、これを半分にするということは、ほとんどのI/O処理時間が倍になることを意味します。JPEG圧縮/伸長はI/OではなくてCPU boundな処理だからということで、DTCの計算方式を確認してみたりしていたのですが、MCKはそのままSDRAMへのクロック供給信号であるSDRAMCになっていることに気付かずにいました。つまり、これまでメモリは100MHz近いクロックで動かせるところを半分の50MHzで動かしていたことになります。

さっそくMCKを元に戻して、JPEG伸長を確認してみました。



やっぱり!です。こんなに簡単に2倍近く速くなるとは。

しかしながら、MCKを速くするとカメラのI2C制御がうまくできなくなってしまう問題が発生してしまいます。そのため、画像の撮影ができません。まずはこのI2Cの問題をなんとかしないといかんようです。