マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

Bluegiga - アナログ入力を試してみる

2010-06-05 20:49:03 | Weblog
MP3再生はBluetoothで飛ばすことができるようになりましたが、FM放送はまだできていません。FMチューナの出力はCODECにつながっているものの、CODEC内の折り返し機能を使ってヘッドフォンアンプに出力しているため、LPC2388にはチューナからの音声データが入ってきていません。



FM放送をUSBスピーカで再生する時と同じように、いったんFMチューナの出力をCODECで受けてI2Sで受信し、それをふたたびCODECに出力してやれば、FM放送もBluetoothで飛ばすことはできます。しかし、ソフトを変更するのも面倒なので、今回はFMチューナからの出力をBluegigaのアナログ入力端子につなげてみることにしました。

Bluegigaは音声入力として、アナログ入力、I2S入力、PCM入力のいずれかを設定で選択できます。そこで、
   set control audio internal internal
というコマンドを1行入れて入力を切り替えてみました。

チューナ出力を直接Bluegigaにつないでしまうと、音が歪んでしまったので、手持ちの100KΩをかましたところ、いい具合になったようです。MP3を聞く時はI2Sを選択し、FM放送を聞く時はアナログ入力を選択すれば、どちらもBluetoothで飛ばすことができることが確認できました。ただし、実際には次のような問題があるので使い勝手は良くありません。
  • プレーヤのソフトは何も変更していないので、プレーヤの操作に連動してBluegigaの設定が変更できるわけではない。Bluegigaの設定を手動で切り替えている。
  • オーディオ入力源を変更するには、いったんBluegigaをリセットしないといけない。そのため、再度A2DPの接続を張り直す操作が必要となってしまう。

ソフトを変更したとしても、FMとMP3を切り替える度にA2DPを張り直すのは、どうも使い勝手悪そうです。