効果音を再生するSound Playerの機能も昨年作成したNucleo版とほぼ同じです。こちらはSDカードからではなく、SPIフラッシュに書き込まれたWADファイル内のPCMデータを読み出して再生します。元データは11025Hzでサンプリングされているものがほとんどですが、再生のためには音楽データと同じ44.1KHzにそろえる必要があるので、4倍にレート変換しています。
スライダーを操作することで、波形部分の拡大表示が行えます。また、拡大時には波形表示部分を横スクロールすることができます。
波形はChat Widgetを使って描画しています。効果音再生時には、44.1KHzへの変換をしていましたが、波形表示の際にはそんなにサンプル数が多いとメモリを消費してしまいます。そもそもディフオルトのconfigでは、Chart Widgetでは32767サンプルまでの表示しか行えないという制約もあるので、ボスキャラの断末魔の叫びのような長い効果音を表示できないという問題も発生してしまいます。そのため、効果音データが長すぎる場合には、11025Hzのデータを間引いて表示しやる必要がありました。