マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

ナンバーディスプレイに挑戦する -- 番外編

2008-12-21 18:20:14 | SLIC
SLICを使ってのナンバーディスプレイ表示問題はなんとか解決できたのですが、原因に気がつく前は、ちゃんとモデム信号が出ているかどうかを確認するために1200bpsのモデムを用意しようと考えていました。そのために手配していたOKIのMSM7512Bが届いたので、いまさらではあるのですが、せっかく買ったチップをこのまま死蔵させてしまうのも "もったいない"ので、モデムボードを組んでみました。



モデム用のチップなんて知らないので、グーグルさんにお伺いをたてて見つけたのが、MSM7512Bです。秋葉で買えるのかもしれませんが、どこで買えばいいのかわからないので、以前コーデックを買ったZaikostoreから通販で買いました。V.23専用の石なので、簡単に使えるようにできています。データシートに載っていた応用回路のとおりに組んで、ホスト側インタフェースのために、秋月のUSBシリアル変換モジュールをつなげてあります。トランスには、600Ω:600Ωのものを使うということで、SANSUIのST-71を使っています。

V.23は基本的に半2重通信で使います。DIP SWは、送受の切り替えとループバック試験のモードを設定しています。



裏側は水晶だけです。3.579545MHzが必要ですが、秋月にあったものを買ってきました。電源はUSB給電です。MSM7512Bは、USBシリアル変換モジュールから引き出した3.3Vで動作させています。



SLICボードとRJ11ケーブルでつないで、実験です。DIP SWでモデムは受信のモードに設定してあります。RJ11がつながった状態では、回線がトランスで終端されるので、SLIC側からはオフフック状態に見えます。モデム基板をつないだCOMポートを端末ソフトで開いて、1200bpsに設定します。バイナリでのダンプができるつなたーむを使うことにしました。

0120506に対応するモデム信号を送ると、きれいにデータが受信できました。90 813F CFの部分が実際に有効なデータ部分で、3FCFがCRCの値になっています。



30 B1 B2 30 35 30 36が、0120506に対応しているのですが、偶数パリティで送る約束になっているので、ダンプデータはB1 B2になっています。

やっぱり、動作確認は「耳で聞く」より、「目で見る」に限ります。0/1のデータが確認できるのがなんとありがたいことか。

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