引き続き、昨秋の「週刊文春」のシネマチャート30周年特集について。
前々回の記事「評者全員が満点の作品」「歴代評者一覧」「年毎の評者」、前回の記事「各年のベスト3、ワースト1(1977年~1989年)」に続いて、最後は「各年のベスト3、ワースト1(1990年~2007年)」です。
【各年のベスト3、ワースト1】
×はワースト作品。
1990年
1. 『冬冬の夏休み』 冬冬的假期 (台湾)ホウ・シャオシェン監督
2. 『霧の中の風景』 Τοπίο στην ομίχλη (ギリシャ・仏)テオ・アンゲロプロス監督
2. 『悲情城市』 悲情城市 (台湾)ホウ・シャオシェン監督
×. 『マリアの胃袋』(日)平山秀幸監督
×. 『ボクが病気になった理由』(日)鴻上尚史、大森一樹、渡邊孝好監督
1991年
1. 『マッチ工場の少女』 Tulitikkutehtaan tyttö (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
1. 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 Dances with Wolves (米)ケヴィン・コスナー監督
3. 『グリフターズ 詐欺師たち』 The Grifters (米)スティーヴン・フリアーズ監督
×. 『メルシー・ラ・ヴィ』 Merci la vie (仏)ベルトラン・ブリエ監督
×. 『アイアン・メイズ ピッツバーグの幻想』 Iron Maze (日・米)吉田博昭監督
1992年
1. 『ナイト・オン・ザ・プラネット』 Night on Earth (米)ジム・ジャームッシュ監督
2. 『ラヴィ・ド・ボエーム』 La vie de bohème (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
3. 『ケープ・フィアー』 Cape Fear (米)マーティン・スコセッシ監督
×. 『いつか どこかで』(日)小田和正監督
×. 『サラ・ムーンのミシシッピー・ワン』 Mississippi One (仏)サラ・ムーン監督
1993年
1. 『オーソン・ウェルズのオセロ』 The Tragedy of Othello: The Moor of Venice (モロッコ)オーソン・ウェルズ監督
1. 『許されざる者』 Unforgiven (米)クリント・イーストウッド監督
3. 『ザ・プレイヤー』 The Player (米)ロバート・アルトマン監督
×. 『ライフ with マイキー』 Life with Mikey (米)ジェームズ・ラピン監督
1994年
1. 『スピード』 Speed (米)ヤン・デ・ボン監督
2. 『ピアノ・レッスン』 The Piano (豪)ジェーン・カンピオン監督
2. 『さらば、わが愛 覇王別姫』 霸王別姬 (香港)チェン・カイコー監督
2. 『ショート・カッツ』 Short Cuts (米)ロバート・アルトマン監督
×. 『天と地』 Heaven & Earth (米)オリバー・ストーン監督
1995年
1. 『ブロードウェイと銃弾』 Bullets Over Broadway (米)ウディ・アレン監督
2. 『ショーシャンクの空に』 The Shawshank Redemption (米)フランク・ダラボン監督
2. 『アポロ13』 Apollo 13 (米)ロン・ハワード監督
×. 『エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS』(日)佐藤嗣麻子監督
1996年
1. 『ユージュアル・サスペクツ』 The Usual Suspects (米)ブライアン・シンガー監督
1. 『カジノ』 Casino (米)マーティン・スコセッシ監督
1. 『キッズ・リターン』(日)北野武監督
1. 『秘密と嘘』 Secrets & Lies (英)マイク・リー監督
×. 『ため息つかせて』 Waiting to Exhale (米)フォレスト・ウィッテカー監督
×. 『ジム・キャリーのエースにおまかせ!』 Ace Ventura: When Nature Calls (米)スティーヴ・オーデカーク監督
×. 『ブラック・ジャック』(日)出崎統監督
1997年
1. 『シャイン』 Shine (豪)スコット・ヒックス監督
2. 『ザ・エージェント』 Jerry Maguire (米)キャメロン・クロウ監督
2. 『浮き雲』 Kauas pilvet karkaavat (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
×. 『ピーター・グリーナウェイの枕草子』 The Pillow Book (英・仏・オランダ)ピーター・グリーナウェイ監督
×. 『死にたいほどの夜』 The Last Time I Committed Suicide (米)スティーヴン・ケイ監督
1998年
1. 『HANA-BI』(日)北野武監督
1. 『L.A.コンフィデンシャル』 L.A. Confidential (米)カーティス・ハンソン監督
3. 『ブラス!』 Brassed Off (英)マーク・ハーマン監督
3. 『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』 Good Will Hunting (米)ガス・ヴァン・サント監督
3. 『チェイシング・エイミー』 Chasing Amy (米)ケヴィン・スミス監督
3. 『ライブ・フレッシュ』 Carne trémula (仏・スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
3. 『ブギーナイツ』 Boogie Nights (米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
×. 『スターシップ・トゥルーパーズ』 Starship Troopers (米)ポール・バーホーベン監督
1999年
1. 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』 Lock, Stock and Two Smoking Barrels (英)ガイ・リッチー監督
1. 『ナビィの恋』(日)中江裕司監督
3. 『恋におちたシェイクスピア』 Shakespeare in Love (米)ジョン・マッデン監督
3. 『ペイバック』 Payback (米)ブライアン・ヘルゲランド監督
3. 『レッド・バイオリン』 Le violon rouge (カナダ・伊)フランソワ・ジラール監督
3. 『交渉人』 The Negotiator (米)F・ゲイリー・グレイ監督
3. 『黒猫・白猫』 Црна мачка, бели мачор / Crna mačka, beli mačor (仏・独・ユーゴスラビア)エミール・クストリッツァ監督
3. 『エリザベス』 Elizabeth (英)シェカール・カプール監督
3. 『ウェイクアップ!ネッド』 Waking Ned (英)カーク・ジョーンズ監督
3. 『風が吹くまま』 باد ما را خواهد برد (仏・イラン)アッバス・キアロスタミ監督
3. 『ファイト・クラブ』 Fight Club (米)デヴィッド・フィンチャー監督
×. 『グロリア』 Gloria (米)シドニー・ルメット監督
2000年
1. 『愛のコリーダ 2000』(仏・日)大島渚監督
2. 『トイ・ストーリー2』 Toy Story 2 (米)ジョン・ラセター監督
2. 『オール・アバウト・マイ・マザー』 Todo sobre mi madre (スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
2. 『グラディエーター』 Gladiator (米)リドリー・スコット監督
2. 『マルコヴィッチの穴』 Being John Malkovich (米)スパイク・ジョーンズ監督
2. 『スペース カウボーイ』 Space Cowboys (米)クリント・イーストウッド監督
2. 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 Buena Vista Social Club (独・仏・米・キューバ)ヴィム・ヴェンダース監督
2. 『マグノリア』 Magnolia (米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
×. 『ザ・ビーチ』 The Beach (米)ダニー・ボイル監督
2001年
1. 『トラフィック』 Traffic (米)スティーヴン・ソダーバーグ監督
2. 『ゴーストワールド』 Ghost World (米)テリー・ツワイゴフ監督
3. 『GO』(日)行定勲監督
×. 『殺し屋1』(日)三池崇史監督
2002年
1. 『息子の部屋』 La stanza del figlio (伊)ナンニ・モレッティ監督
1. 『ゴスフォード・パーク』 Gosford Park (伊・英・米)ロバート・アルトマン監督
3. 『ノー・マンズ・ランド』 No Man's Land (仏・伊・ベルギー・英・スロヴェニア)ダニス・タノヴィッチ監督
3. 『バーバー』 The Man Who Wasn't There (米)コーエン兄弟監督
3. 『酔っぱらった馬の時間』 زمانی برای مستی اسبها (イラン)バフマン・ゴバディ監督
3. 『フレイルティー 妄執』 Frailty (米)ビル・パクストン監督
×. 『陽だまりのグラウンド』 Hard Ball (米)ブライアン・ロビンス監督
×. 『セッション9』 Session 9 (米)ブラッド・アンダーソン監督
×. 『ガーゴイル』 Trouble Every Day (仏・日)クレール・ドニ監督
2003年
1. 『ボウリング・フォー・コロンバイン』 Bowling for Columbine (カナダ)マイケル・ムーア監督
2. 『過去のない男』 Mies vailla menneisyyttä (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
2. 『トーク・トゥ・ハー』 Hable con ella (スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
2. 『シティ・オブ・ゴッド』 Cidade de Deus (ブラジル)フェルナンド・メイレレス監督
×. 『アレックス』 Irréversible (仏)ギャスパー・ノエ監督
×. 『アイ・スパイ』 I Spy (米)ベティ・トーマス監督
2004年
1. 『シービスケット』 Seabiscuit (米)ゲイリー・ロス監督
2. 『インファナル・アフェア 無間序曲』 無間道II (香港)アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督
3. 『エレファント』 Elephant (米)ガス・ヴァン・サント監督
3. 『コラテラル』 Collateral (米)マイケル・マン監督
×. 『ミッション・クレオパトラ』 Astérix & Obélix: Mission Cléopâtre (仏)アラン・シャバ監督
2005年
1. 『ミリオンダラー・ベイビー』 Million Dollar Baby (米)クリント・イーストウッド監督
2. 『サイドウェイ』 Sideways (米)アレクサンダー・ペイン監督
3. 『バッドアス!』 How to Get the Man's Foot Outta Your Ass (米)マリオ・ヴァン・ピーブルズ監督
×. 『TAKESHIS'』(日)北野武監督
2006年
1. 『父親たちの星条旗』 Flags of Our Fathers (米)クリント・イーストウッド監督
2. 『ブロークバック・マウンテン』 Brokeback Mountain (米)アン・リー監督
3. 『硫黄島からの手紙』 Letters from Iwo Jima (米)クリント・イーストウッド監督
×. 『パビリオン山椒魚』(日)冨永昌敬監督
×. 『ゲド戦記』(日)宮崎吾朗監督
2007年
1. 『やわらかい手』 Irina Palm (英・仏・ベルギー・ルクセンブルグ・独)サム・ガルバルスキ監督
1. 『ヘアスプレー』 Hairspray (米)アダム・シャンクマン監督
3. 『パンズ・ラビリンス』 El laberinto del fauno (スペイン・メキシコ)ギレルモ・デル・トロ監督
3. 『ブラックブック』 Zwartboek (オランダ・独・英・ベルギー)ポール・バーホーベン監督
3. 『ドリームガールズ』 Dreamgirls (米)ビル・コンドン監督
×. 『眉山 びざん』(日)犬童一心監督
ベスト3に2作以上選ばれた監督は、以下の15組。
ベスト3とワースト両方に入った監督は、以下の5名。
ワーストに2作以上選ばれた監督はいませんでした。
あと、面白いのは、1991年のワースト『メルシー・ラ・ヴィ』 Merci la vie (仏)がIMDbのユーザー評では10点満点で7.0点(470票)と高評価だったりでしょうか。未見の映画なので実際はどうなのか気になります。
十人十色ですからベストやワーストに入ってるからといって、自分も同様な感想を持つとは限らないわけですからね。
参照:
「シネマチャート」30年 - Situation Normal - 2008年10月24日の当ブログ記事
週刊文春シネマチャート30年[データ編1] - 評者全員が満点の作品、歴代評者一覧など
週刊文春シネマチャート30年[データ編2] - 各年のベスト3、ワースト1(1977年~1989年)
文藝春秋|雑誌|週刊文春 2008年10月30日号 - 表紙・目次
前々回の記事「評者全員が満点の作品」「歴代評者一覧」「年毎の評者」、前回の記事「各年のベスト3、ワースト1(1977年~1989年)」に続いて、最後は「各年のベスト3、ワースト1(1990年~2007年)」です。
【各年のベスト3、ワースト1】
×はワースト作品。
1990年
1. 『冬冬の夏休み』 冬冬的假期 (台湾)ホウ・シャオシェン監督
2. 『霧の中の風景』 Τοπίο στην ομίχλη (ギリシャ・仏)テオ・アンゲロプロス監督
2. 『悲情城市』 悲情城市 (台湾)ホウ・シャオシェン監督
×. 『マリアの胃袋』(日)平山秀幸監督
×. 『ボクが病気になった理由』(日)鴻上尚史、大森一樹、渡邊孝好監督
1991年
1. 『マッチ工場の少女』 Tulitikkutehtaan tyttö (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
1. 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 Dances with Wolves (米)ケヴィン・コスナー監督
3. 『グリフターズ 詐欺師たち』 The Grifters (米)スティーヴン・フリアーズ監督
×. 『メルシー・ラ・ヴィ』 Merci la vie (仏)ベルトラン・ブリエ監督
×. 『アイアン・メイズ ピッツバーグの幻想』 Iron Maze (日・米)吉田博昭監督
1992年
1. 『ナイト・オン・ザ・プラネット』 Night on Earth (米)ジム・ジャームッシュ監督
2. 『ラヴィ・ド・ボエーム』 La vie de bohème (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
3. 『ケープ・フィアー』 Cape Fear (米)マーティン・スコセッシ監督
×. 『いつか どこかで』(日)小田和正監督
×. 『サラ・ムーンのミシシッピー・ワン』 Mississippi One (仏)サラ・ムーン監督
1993年
1. 『オーソン・ウェルズのオセロ』 The Tragedy of Othello: The Moor of Venice (モロッコ)オーソン・ウェルズ監督
1. 『許されざる者』 Unforgiven (米)クリント・イーストウッド監督
3. 『ザ・プレイヤー』 The Player (米)ロバート・アルトマン監督
×. 『ライフ with マイキー』 Life with Mikey (米)ジェームズ・ラピン監督
1994年
1. 『スピード』 Speed (米)ヤン・デ・ボン監督
2. 『ピアノ・レッスン』 The Piano (豪)ジェーン・カンピオン監督
2. 『さらば、わが愛 覇王別姫』 霸王別姬 (香港)チェン・カイコー監督
2. 『ショート・カッツ』 Short Cuts (米)ロバート・アルトマン監督
×. 『天と地』 Heaven & Earth (米)オリバー・ストーン監督
1995年
1. 『ブロードウェイと銃弾』 Bullets Over Broadway (米)ウディ・アレン監督
2. 『ショーシャンクの空に』 The Shawshank Redemption (米)フランク・ダラボン監督
2. 『アポロ13』 Apollo 13 (米)ロン・ハワード監督
×. 『エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS』(日)佐藤嗣麻子監督
1996年
1. 『ユージュアル・サスペクツ』 The Usual Suspects (米)ブライアン・シンガー監督
1. 『カジノ』 Casino (米)マーティン・スコセッシ監督
1. 『キッズ・リターン』(日)北野武監督
1. 『秘密と嘘』 Secrets & Lies (英)マイク・リー監督
×. 『ため息つかせて』 Waiting to Exhale (米)フォレスト・ウィッテカー監督
×. 『ジム・キャリーのエースにおまかせ!』 Ace Ventura: When Nature Calls (米)スティーヴ・オーデカーク監督
×. 『ブラック・ジャック』(日)出崎統監督
1997年
1. 『シャイン』 Shine (豪)スコット・ヒックス監督
2. 『ザ・エージェント』 Jerry Maguire (米)キャメロン・クロウ監督
2. 『浮き雲』 Kauas pilvet karkaavat (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
×. 『ピーター・グリーナウェイの枕草子』 The Pillow Book (英・仏・オランダ)ピーター・グリーナウェイ監督
×. 『死にたいほどの夜』 The Last Time I Committed Suicide (米)スティーヴン・ケイ監督
1998年
1. 『HANA-BI』(日)北野武監督
1. 『L.A.コンフィデンシャル』 L.A. Confidential (米)カーティス・ハンソン監督
3. 『ブラス!』 Brassed Off (英)マーク・ハーマン監督
3. 『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』 Good Will Hunting (米)ガス・ヴァン・サント監督
3. 『チェイシング・エイミー』 Chasing Amy (米)ケヴィン・スミス監督
3. 『ライブ・フレッシュ』 Carne trémula (仏・スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
3. 『ブギーナイツ』 Boogie Nights (米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
×. 『スターシップ・トゥルーパーズ』 Starship Troopers (米)ポール・バーホーベン監督
1999年
1. 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』 Lock, Stock and Two Smoking Barrels (英)ガイ・リッチー監督
1. 『ナビィの恋』(日)中江裕司監督
3. 『恋におちたシェイクスピア』 Shakespeare in Love (米)ジョン・マッデン監督
3. 『ペイバック』 Payback (米)ブライアン・ヘルゲランド監督
3. 『レッド・バイオリン』 Le violon rouge (カナダ・伊)フランソワ・ジラール監督
3. 『交渉人』 The Negotiator (米)F・ゲイリー・グレイ監督
3. 『黒猫・白猫』 Црна мачка, бели мачор / Crna mačka, beli mačor (仏・独・ユーゴスラビア)エミール・クストリッツァ監督
3. 『エリザベス』 Elizabeth (英)シェカール・カプール監督
3. 『ウェイクアップ!ネッド』 Waking Ned (英)カーク・ジョーンズ監督
3. 『風が吹くまま』 باد ما را خواهد برد (仏・イラン)アッバス・キアロスタミ監督
3. 『ファイト・クラブ』 Fight Club (米)デヴィッド・フィンチャー監督
×. 『グロリア』 Gloria (米)シドニー・ルメット監督
2000年
1. 『愛のコリーダ 2000』(仏・日)大島渚監督
2. 『トイ・ストーリー2』 Toy Story 2 (米)ジョン・ラセター監督
2. 『オール・アバウト・マイ・マザー』 Todo sobre mi madre (スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
2. 『グラディエーター』 Gladiator (米)リドリー・スコット監督
2. 『マルコヴィッチの穴』 Being John Malkovich (米)スパイク・ジョーンズ監督
2. 『スペース カウボーイ』 Space Cowboys (米)クリント・イーストウッド監督
2. 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 Buena Vista Social Club (独・仏・米・キューバ)ヴィム・ヴェンダース監督
2. 『マグノリア』 Magnolia (米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
×. 『ザ・ビーチ』 The Beach (米)ダニー・ボイル監督
2001年
1. 『トラフィック』 Traffic (米)スティーヴン・ソダーバーグ監督
2. 『ゴーストワールド』 Ghost World (米)テリー・ツワイゴフ監督
3. 『GO』(日)行定勲監督
×. 『殺し屋1』(日)三池崇史監督
2002年
1. 『息子の部屋』 La stanza del figlio (伊)ナンニ・モレッティ監督
1. 『ゴスフォード・パーク』 Gosford Park (伊・英・米)ロバート・アルトマン監督
3. 『ノー・マンズ・ランド』 No Man's Land (仏・伊・ベルギー・英・スロヴェニア)ダニス・タノヴィッチ監督
3. 『バーバー』 The Man Who Wasn't There (米)コーエン兄弟監督
3. 『酔っぱらった馬の時間』 زمانی برای مستی اسبها (イラン)バフマン・ゴバディ監督
3. 『フレイルティー 妄執』 Frailty (米)ビル・パクストン監督
×. 『陽だまりのグラウンド』 Hard Ball (米)ブライアン・ロビンス監督
×. 『セッション9』 Session 9 (米)ブラッド・アンダーソン監督
×. 『ガーゴイル』 Trouble Every Day (仏・日)クレール・ドニ監督
2003年
1. 『ボウリング・フォー・コロンバイン』 Bowling for Columbine (カナダ)マイケル・ムーア監督
2. 『過去のない男』 Mies vailla menneisyyttä (フィンランド)アキ・カウリスマキ監督
2. 『トーク・トゥ・ハー』 Hable con ella (スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
2. 『シティ・オブ・ゴッド』 Cidade de Deus (ブラジル)フェルナンド・メイレレス監督
×. 『アレックス』 Irréversible (仏)ギャスパー・ノエ監督
×. 『アイ・スパイ』 I Spy (米)ベティ・トーマス監督
2004年
1. 『シービスケット』 Seabiscuit (米)ゲイリー・ロス監督
2. 『インファナル・アフェア 無間序曲』 無間道II (香港)アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督
3. 『エレファント』 Elephant (米)ガス・ヴァン・サント監督
3. 『コラテラル』 Collateral (米)マイケル・マン監督
×. 『ミッション・クレオパトラ』 Astérix & Obélix: Mission Cléopâtre (仏)アラン・シャバ監督
2005年
1. 『ミリオンダラー・ベイビー』 Million Dollar Baby (米)クリント・イーストウッド監督
2. 『サイドウェイ』 Sideways (米)アレクサンダー・ペイン監督
3. 『バッドアス!』 How to Get the Man's Foot Outta Your Ass (米)マリオ・ヴァン・ピーブルズ監督
×. 『TAKESHIS'』(日)北野武監督
2006年
1. 『父親たちの星条旗』 Flags of Our Fathers (米)クリント・イーストウッド監督
2. 『ブロークバック・マウンテン』 Brokeback Mountain (米)アン・リー監督
3. 『硫黄島からの手紙』 Letters from Iwo Jima (米)クリント・イーストウッド監督
×. 『パビリオン山椒魚』(日)冨永昌敬監督
×. 『ゲド戦記』(日)宮崎吾朗監督
2007年
1. 『やわらかい手』 Irina Palm (英・仏・ベルギー・ルクセンブルグ・独)サム・ガルバルスキ監督
1. 『ヘアスプレー』 Hairspray (米)アダム・シャンクマン監督
3. 『パンズ・ラビリンス』 El laberinto del fauno (スペイン・メキシコ)ギレルモ・デル・トロ監督
3. 『ブラックブック』 Zwartboek (オランダ・独・英・ベルギー)ポール・バーホーベン監督
3. 『ドリームガールズ』 Dreamgirls (米)ビル・コンドン監督
×. 『眉山 びざん』(日)犬童一心監督
ベスト3に2作以上選ばれた監督は、以下の15組。
- 5作:クリント・イーストウッド
- 4作:アキ・カウリスマキ
- 3作:ルキノ・ヴィスコンティ、ロバート・アルトマン、ペドロ・アルモドバル
- 2作:ベルトラン・タヴェルニエ、タヴィアーニ兄弟、ジョン・ヒューストン、エミール・クストリッツァ、ウディ・アレン、ホウ・シャオシェン、マーティン・スコセッシ、北野武、ガス・ヴァン・サント、ポール・トーマス・アンダーソン
ベスト3とワースト両方に入った監督は、以下の5名。
- ヒュー・ハドソン『炎のランナー』 ×『レボリューション めぐり逢い』
- シドニー・ルメット『評決』 ×『グロリア』
- オリバー・ストーン『プラトーン』 ×『天と地』
- 北野武『キッズ・リターン』『HANA-BI』 ×『TAKESHIS'』
- ポール・バーホーベン『ブラックブック』 ×『スターシップ・トゥルーパーズ』
ワーストに2作以上選ばれた監督はいませんでした。
あと、面白いのは、1991年のワースト『メルシー・ラ・ヴィ』 Merci la vie (仏)がIMDbのユーザー評では10点満点で7.0点(470票)と高評価だったりでしょうか。未見の映画なので実際はどうなのか気になります。
十人十色ですからベストやワーストに入ってるからといって、自分も同様な感想を持つとは限らないわけですからね。
参照:
「シネマチャート」30年 - Situation Normal - 2008年10月24日の当ブログ記事
週刊文春シネマチャート30年[データ編1] - 評者全員が満点の作品、歴代評者一覧など
週刊文春シネマチャート30年[データ編2] - 各年のベスト3、ワースト1(1977年~1989年)
文藝春秋|雑誌|週刊文春 2008年10月30日号 - 表紙・目次