22年目を迎える「フランス映画祭2014」が、6月27日(金)から30日(月)までの4日間、有楽町で開催されます。東京開催は9年目で、銀座・日比谷の映画街で開催されるのは4年目。映画祭ポスター、チラシのデザインは去年のものの色違いです。
上映される12作品中、日本での劇場公開が決定済みの作品は6本。今年のニュースとしては、「チケット代が高くなった」と「来日ゲストに俳優がほとんどいない」ですね。「サイン会が事前申込みによる抽選」になったのは、プラス面もあればマイナス面もあって、差し引きゼロかなと私は思ってます。
今年のチケット代ですが、前売り券が1500円、当日券は一般1700円/学生1200円(TOHOシネマズのvitは1700円のみ)。ちなみに、2011年~2013年は前売り1200円/当日一般1500円/当日学生1200円でした。2010年以前は確認取れず(10年位前は前売り1000円だったと記憶してます)。
何にせよ前売り料金は前年から25%アップで、上げ過ぎですよね。あと、前売り券はチケットぴあによる販売なので、各種手数料がかかるのはここ数年同様ですが、消費税率が上がったので、手数料も値上がってます。
有楽町朝日ホールでの上映では、ホール常設のものより客席手前に設置されるとのこと。常設のとは違うスクリーンが使われるのは3年目でしょうか。常設のスクリーンは小さく、舞台奥にかかっていて不満だったので、別のスクリーンが舞台手前寄りに用意されるのは嬉しい。でも、今年はTOHOシネマズ日劇3での上映が2回だけに減ってしまったのは残念。
あと、昨年に続き最終日が平日というのは、今年も不思議です。
◆
6月27日(金)
『フィニッシャーズ(仮)』 De toutes nos forces ※
『2つの秋、3つの冬』 2 automnes, 3 hivers
6月28日(土)
『バベルの学校』 La Cour de Babel ※
『イヴ・サンローラン』 Yves Saint Laurent ※
『素顔のルル』 Lulu, femme nue
『友よ、さらばと言おう』 Mea Culpa ※
6月29日(日)
『間奏曲はパリで』 La Ritournelle
『ジェロニモ -愛と灼熱のリズム』 Geronimo
『俳優探偵ジャン』 Je fais le mort
6月30日(月)
『暗くなるまでこの恋を』 La Sirène du Mississipi ※
『スザンヌ』 Suzanne
『Fly Me to the Moon(英題)』 Un plan parfait ※
◆
オープニング作品の映画祭上映題は『フィニッシャーズ(仮)』ですが、この作品は日本での劇場公開題が『グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-』に決定しています。オープニング作品決定の告知の時にはすでに劇場公開題が決まっていたと思うのですが……(プログラムを記載したチラシの発注とかに間に合わなかったのでしょうか)。
他に、上映題『Fly Me to the Moon(英題)』のダイアン・クルーガー、ダニー・ブーン主演作ですが、日本での劇場公開題が『バツイチは恋のはじまり』に決まったようです。その他、日本での劇場公開が決定してる作品には※印を付けておきました。日曜日は劇場公開未定作だけというのは良いですね。
『暗くなるまでこの恋を』は、1969年の映画で、フランソワ・トリュフォー監督作です。没後30年の特集上映が10月に3週間あり、そちらでも上映されます。フランス映画祭での旧作のリマスター版上映は昨年のジャック・ドゥミ監督の『ローラ』に続いて2回目。『ローラ』のデジタル修復完全版は日本では劇場公開されずじまい。それに比べると、日本でも監督作がたびたび特集上映されるトリュフォーなのに、映画祭でも上映されるとは、人気ですね。カンヌ映画祭で今年上映された『終電車』のリマスター版じゃないのはなぜなんでしょうか。
『バベルの学校』はドキュメンタリーです。フランス映画祭でドキュメンタリーが上映されるのは昨年の『椿姫ができるまで』に続いて2年連続。フランス映画祭でドキュメンタリーは珍しいですね。
横浜時代に登場し、毎年行われていた短編特集が今年は無いですね。何年ぶりでしょうか(初めて?)。代わりに、5月30日(金)~6月15日(日)まで開催された「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014」内で「フランス映画祭 短編作品集」というプログラムが用意されました。
ここ何年かあったアニメーション作品もありません。こちらは、6月28日(土)~7月4日(金)まで横浜のシネマ・ジャック&ベティで開催される「横浜フランスアニメーション映画祭2014」(「横浜フランス月間」の一環)が代わりになるでしょうか。
また、ここ数年、渋谷にある映画館ユーロスペースと東京日仏学院で行われてるフランス映画祭関連企画ですが、今年はアンスティチュ・フランセ東京(東京日仏学院から2012年9月に改称)のみで「女優たちのフランス映画史」が6月27日(金)~7月6日(日)に開催されます(追記:横浜でも7月19日(土)、9月20日(土)に開催)。
◆
以下は、映画祭上映作品のフランス版ポスターの画像です。上映順に並べました。マウスオーバーさせると、題名や監督の名前が出ます。また、クリックするとスチル写真のページなどに飛ぶようにしました。
参照:
【当ブログ記事】
上映される12作品中、日本での劇場公開が決定済みの作品は6本。今年のニュースとしては、「チケット代が高くなった」と「来日ゲストに俳優がほとんどいない」ですね。「サイン会が事前申込みによる抽選」になったのは、プラス面もあればマイナス面もあって、差し引きゼロかなと私は思ってます。
今年のチケット代ですが、前売り券が1500円、当日券は一般1700円/学生1200円(TOHOシネマズのvitは1700円のみ)。ちなみに、2011年~2013年は前売り1200円/当日一般1500円/当日学生1200円でした。2010年以前は確認取れず(10年位前は前売り1000円だったと記憶してます)。
何にせよ前売り料金は前年から25%アップで、上げ過ぎですよね。あと、前売り券はチケットぴあによる販売なので、各種手数料がかかるのはここ数年同様ですが、消費税率が上がったので、手数料も値上がってます。
有楽町朝日ホールでの上映では、ホール常設のものより客席手前に設置されるとのこと。常設のとは違うスクリーンが使われるのは3年目でしょうか。常設のスクリーンは小さく、舞台奥にかかっていて不満だったので、別のスクリーンが舞台手前寄りに用意されるのは嬉しい。でも、今年はTOHOシネマズ日劇3での上映が2回だけに減ってしまったのは残念。
あと、昨年に続き最終日が平日というのは、今年も不思議です。
『フィニッシャーズ(仮)』 De toutes nos forces ※
『2つの秋、3つの冬』 2 automnes, 3 hivers
6月28日(土)
『バベルの学校』 La Cour de Babel ※
『イヴ・サンローラン』 Yves Saint Laurent ※
『素顔のルル』 Lulu, femme nue
『友よ、さらばと言おう』 Mea Culpa ※
6月29日(日)
『間奏曲はパリで』 La Ritournelle
『ジェロニモ -愛と灼熱のリズム』 Geronimo
『俳優探偵ジャン』 Je fais le mort
6月30日(月)
『暗くなるまでこの恋を』 La Sirène du Mississipi ※
『スザンヌ』 Suzanne
『Fly Me to the Moon(英題)』 Un plan parfait ※
オープニング作品の映画祭上映題は『フィニッシャーズ(仮)』ですが、この作品は日本での劇場公開題が『グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-』に決定しています。オープニング作品決定の告知の時にはすでに劇場公開題が決まっていたと思うのですが……(プログラムを記載したチラシの発注とかに間に合わなかったのでしょうか)。
他に、上映題『Fly Me to the Moon(英題)』のダイアン・クルーガー、ダニー・ブーン主演作ですが、日本での劇場公開題が『バツイチは恋のはじまり』に決まったようです。その他、日本での劇場公開が決定してる作品には※印を付けておきました。日曜日は劇場公開未定作だけというのは良いですね。
『暗くなるまでこの恋を』は、1969年の映画で、フランソワ・トリュフォー監督作です。没後30年の特集上映が10月に3週間あり、そちらでも上映されます。フランス映画祭での旧作のリマスター版上映は昨年のジャック・ドゥミ監督の『ローラ』に続いて2回目。『ローラ』のデジタル修復完全版は日本では劇場公開されずじまい。それに比べると、日本でも監督作がたびたび特集上映されるトリュフォーなのに、映画祭でも上映されるとは、人気ですね。カンヌ映画祭で今年上映された『終電車』のリマスター版じゃないのはなぜなんでしょうか。
『バベルの学校』はドキュメンタリーです。フランス映画祭でドキュメンタリーが上映されるのは昨年の『椿姫ができるまで』に続いて2年連続。フランス映画祭でドキュメンタリーは珍しいですね。
横浜時代に登場し、毎年行われていた短編特集が今年は無いですね。何年ぶりでしょうか(初めて?)。代わりに、5月30日(金)~6月15日(日)まで開催された「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014」内で「フランス映画祭 短編作品集」というプログラムが用意されました。
ここ何年かあったアニメーション作品もありません。こちらは、6月28日(土)~7月4日(金)まで横浜のシネマ・ジャック&ベティで開催される「横浜フランスアニメーション映画祭2014」(「横浜フランス月間」の一環)が代わりになるでしょうか。
また、ここ数年、渋谷にある映画館ユーロスペースと東京日仏学院で行われてるフランス映画祭関連企画ですが、今年はアンスティチュ・フランセ東京(東京日仏学院から2012年9月に改称)のみで「女優たちのフランス映画史」が6月27日(金)~7月6日(日)に開催されます(追記:横浜でも7月19日(土)、9月20日(土)に開催)。
以下は、映画祭上映作品のフランス版ポスターの画像です。上映順に並べました。マウスオーバーさせると、題名や監督の名前が出ます。また、クリックするとスチル写真のページなどに飛ぶようにしました。
参照:
- 『フランス映画祭2014』公式サイト
- 〃 上映作品一覧
- フランス映画祭2014特別関連企画 :女優たちのフランス映画史 | Institut français du Japon - Tokyo - アンスティチュ・フランセ東京(旧 東京日仏学院)
- Festival du film français au Japon - 2014 (Japon) - uniFrance Films - ユニフランス(フランス語)
- ユニフランス 東京 (UnifranceTokyo) on Twitter - ツイッター公式アカウント
- 横浜フランスアニメーション映画祭2014 | 横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」(チラシ P.1&4、〃 P.2&3)
- SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2014 - ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014「フランス映画祭 短編作品集」
【当ブログ記事】