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忘れないように……

週刊文春シネマチャート30年[データ編2]

2009-04-28 12:57:11 | 映画 - ベスト
引き続き、昨秋の『週刊文春』のシネマチャート30周年特集について。

前回の記事「評者全員が満点の作品」「歴代評者一覧」「年毎の評者」に続いて、今回は「各年のベスト3、ワースト1(1977年~1989年)」です。

『週刊文春』の「シネマチャート」では毎号2本の映画を取り上げているので、年間約100本の中からのベスト3とワーストになります。

当然、シネマチャートで取り上げられなかった映画のほうが多いことになり、その中にもっといい映画や、もっとひどい映画も、それぞれの年にあると思います。そうはいってもなかなかの粒揃いのリストになってます。


【各年のベスト3、ワースト1】
 ×はワースト作品。

1977年(6月23日スタート)
1. 『ブラック・サンデー』 Black Sunday (米)ジョン・フランケンハイマー監督
2. 『カプリコン・1』 Capricorn One (米)ピーター・ハイアムズ監督
3. 『さすらいの航海』 Voyage of the Damned (英・スペイン)スチュアート・ローゼンバーグ監督
3. 『007 私を愛したスパイ』 The Spy Who Loved Me (英)ルイス・ギルバート監督
×. 『北村透谷 わが冬の歌』(日)山口清一郎監督

1978年
1. 『ミッドナイト・エクスプレス』 Midnight Express (米)アラン・パーカー監督
1. 『グッバイガール』 The Goodbye Girl (米)ハーバード・ロス監督
1. 『家族の肖像』 Gruppo di famiglia in un interno (伊・仏)ルキノ・ヴィスコンティ監督
×. 『喜劇役者たち 九八とゲイブル』(日)瀬川昌治監督

1979年
1. 『イノセント』 L'innocente (伊)ルキノ・ヴィスコンティ監督
2. 『ディア・ハンター』 The Deer Hunter (米)マイケル・チミノ監督
3. 『木靴の樹』 L'albero degli zoccoli (伊・仏)エルマンノ・オルミ監督
×. 『ゾンビ』 Dawn of the Dead (伊)ジョージ・A・ロメロ監督

1980年
1. 『ルードウィヒ 神々の黄昏』 Ludwig (伊)ルキノ・ヴィスコンティ監督
2. 『地獄の黙示録』 Apocalypse Now (米)フランシス・F・コッポラ監督
2. 『アフリカ物語』(日)羽仁進監督
×. 『13日の金曜日』 Friday the 13th (米)ショーン・S・カニンガム監督

1981年
1. 『チャンス』 Being There (米)ハル・アシュビー監督
2. 『普通の人々』 Ordinary People (米)ロバート・レッドフォード監督
2. 『ブリキの太鼓』 Die Blechtrommel (西独)フォルカー・シュレンドルフ監督
2. 『コンペティション』 The Competition (米)ジョエル・オリアンスキー監督
2. 『エレファント・マン』 The Elephant Man (米・英)デヴィッド・リンチ監督
2. 『秋のソナタ』 Höstsonaten (スウェーデン)イングマール・ベルイマン監督
×. 『無力の王』(日)石黒健治監督

1982年
1. 『黄昏』 On Golden Pond (米)マーク・ライデル監督
1. 『炎のランナー』 Chariots of Fire (英)ヒュー・ハドソン監督
1. 『E.T.』 E.T.: The Extra-Terrestrial (米)スティーヴン・スピルバーグ監督
×. 『幻の湖』(日)橋本忍監督

1983年
1. 『ソフィーの選択』 Sophie's Choice (米)アラン・J・パクラ監督
2. 『ラグタイム』 Ragtime (米)ミロス・フォアマン監督
2. 『評決』 The Verdict (米)シドニー・ルメット監督
×. 『だいじょうぶマイ・フレンド』(日)村上龍監督

1984年
1. 『欲望のあいまいな対象』 Cet obscur objet du désir (仏・スペイン)ルイス・ブニュエル監督
2. 『カルメン』 Carmen (スペイン)カルロス・サウラ監督
2. 『コンフィデンス 信頼』 Bizalom (ハンガリー)イシュトヴァン・サボー監督
2. 『ライトスタッフ』 The Right Stuff (米)フィリップ・カウフマン監督
×. 『彩り河』(日)三村晴彦監督

1985年
1. 『エル・スール』 El sur (スペイン)ヴィクトル・エリセ監督
1. 『田舎の日曜日』 Un dimanche à la campagne (仏)ベルトラン・タヴェルニエ監督
3. 『刑事ジョン・ブック 目撃者』 Witness (米)ピーター・ウィアー監督
3. 『カオス・シチリア物語』 Kaos (伊)タヴィアーニ兄弟監督
3. 『キリング・フィールド』 The Killing Fields (英)ローランド・ジョフィ監督
3. 『女と男の名誉』 Prizzi's Honor (米)ジョン・ヒューストン監督
×. 『プリンス パープル・レイン』 Purple Rain (米)アルバート・マグノーリ監督

1986年
1. 『パパは、出張中!』 Otac na službenom putu / Отац на службеном путу (ユーゴスラビア)エミール・クストリッツァ監督
2. 『愛と哀しみの果て』 Out of Africa (米)シドニー・ポラック監督
2. 『ラウンド・ミッドナイト』 'Round Midnight (仏・米)ベルトラン・タヴェルニエ監督
×. 『そろばんずく』(日)森田芳光監督

1987年
1. 『眺めのいい部屋』 A Room with a View (英)ジェームズ・アイヴォリー監督
2. 『ハンナとその姉妹』 Hannah and Her Sisters (米)ウディ・アレン監督
2. 『オフィシャル・ストーリー』 La historia oficial (アルゼンチン)ルイス・プエンソ監督
2. 『プラトーン』 Platoon (米)オリバー・ストーン監督
2. 『アンタッチャブル』 The Untouchables (米)ブライアン・デ・パルマ監督
2. 『グッドモーニング・バビロン!』 Good Morning, Babylon (伊)タヴィアーニ兄弟監督
×. 『ノー・マーシイ 非情の愛』 No Mercy (米)リチャード・ピアース監督
×. 『肉体の悪魔』 Diavolo in corpo (伊・仏)マルコ・ベロッキオ監督

1988年
1. 『黒い瞳』 Oci ciornie (伊)ニキータ・ミハルコフ監督
2. 『マルサの女2』(日)伊丹十三監督
2. 『メロ』 Mélo (仏)アラン・レネ監督
2. 『ラストエンペラー』 The Last Emperor (伊・英・中)ベルナルド・ベルトルッチ監督
2. 『ザ・デッド 「ダブリン市民」より』 The Dead (米)ジョン・ヒューストン監督
2. 『遠い夜明け』 Cry Freedom (英)リチャード・アッテンボロー監督
2. 『ブロードキャスト・ニュース』 Broadcast News (米)ジェームズ・L・ブルックス監督
×. 『レボリューション めぐり逢い』 Revolution (英)ヒュー・ハドソン監督

1989年
1. 『ダイ・ハード』 Die Hard (米)ジョン・マクティアナン監督
2. 『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』 Mitt liv som hund (スウェーデン)ラッセ・ハルストレム監督
2. 『恋人たちの予感』 When Harry Met Sally... (米)ロブ・ライナー監督
×. 『ハリマオ』(日)和田勉監督
×. 『想い出のマルセイユ』 Trois places pour le 26 (仏)ジャック・ドゥミ監督
×. 『ベルナルダ・アルバの家』 La casa de Bernarda Alba (スペイン)マリオ・カムス監督

gooブログの文字数制限のため、ここまで。1990年以降は次回の記事[データ編3]にて。


参照:
「シネマチャート」30年 - Situation Normal - 2008年10月24日の当ブログ記事
週刊文春シネマチャート30年[データ編1] - 評者全員が満点の作品、歴代評者一覧など
週刊文春シネマチャート30年[データ編3] - 各年のベスト3、ワースト1(1990年~2007年)
文藝春秋|雑誌|週刊文春 2008年10月30日号 - 表紙・目次

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