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携帯電話にdocomoからのお知らせのメールが来て
「お使いの電話が2年以上になりましたので、無料で電池を交換しますよ」ということだった。
まさか、あっという間に機種を変えてから2年も経っていた。
しかし、まったくと言って良いほど、今の携帯の電池は寿命が近づいていない。
不思議だ。
今までの携帯なら、2年も経たないうちから電池の減りが早くて、参ってしまっていたし、今だって友達や会社の人々でちょくちょく「電池の減りが早くて困る」みたいな話を聞くのに、だ。
べつに今まで通りの電話の使い方をしているし、電池の残を使い切ることなく、毎晩ただ寝るときに充電してる、というテキトーな使い方をしているのに。
不思議だ。
この電池が、いわゆる「アタリ」で、他の電池の一般的な寿命よりはるかに優れている、というのが仮説1.
仮説2は、実はまだ2年経っていない、と言う説だ。
たしかに、このブログの2007年の8月の日記でも、携帯を変えたことを載せている。
2年経っているのは確かなようだ。
でも、この仮説2を俺は推したい。
だって、2年も経っているようには思えないから。
そもそも昔より2年が短いのだ。
おかしい。
俺自身が「2年も経ったとは思えない」という感覚でいて、しかも携帯の電池も2年経ったとは思えない元気さ、なのだ。
この前、仕事で会社のスズキのアルトに乗った。
まだ新車。平成21年式だ。
そのベーシックグレードと思われて、当然ノンターボ。
それ自体は覚悟していたけど、それにしたって遅い。
回転が全然上がらないのだ。
調べてみると、3速ATだった。
ネットで具体的に調べると、ロックアップ機構さえない、ただの3速。
それは扱いづらく感じるわけだ。
1960年代のトヨタ2000GTと同じじゃないか。
と、いうことは、すごいことか・・・w
トヨタの2000GTは、ATこそ3速だけど、
例えば、4輪ディスクブレーキ、DOHCエンジン、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、5速MT・・・等、現代でも通用する装備で奢られたクルマだ。1967年に発売されている。
こういうのを見ると、40年も前の車なのに、すごい・・・というか、実際にはクルマってあまり進化してないんじゃないか、っていう気がしないでもない。
例えば、1950年代のド派手なキャディラックには、パワーウィンドウのほかに、防眩ミラーや、対向車が擦れ違うまでヘッドライトを下向きにする機能が着いていたらしい。
1930年代には既に、時速300キロや400キロを出そうとするクルマが、特殊な車両ではあるけど、登場していた。
冷却水には氷水を使ったらしい・・・。
これらのことから、大雑把に考えて言えることは、
つまり、
1950年とか、あるいはモータリゼーションが到来した1960年代には、ごく一部の高級車やレーシングカーでは、現代の自動車の動力性能に近いところまで来ていたんじゃないだろうか。
あとは、それらがコストが下がっていったり、燃費性能や衝突時・衝突回避の性能が上がっていっただろうけど(その進化は目覚しいだろうけど)、
あとはもう、だいたい人間があやつる1台のクルマとしては、このあたりが限界なのではないか、と思えてしまう。
だって、1900年頃には、自動車が走れるかどうかで大変だったのに、1930年代後半には、4000ccだか5000ccのV12くらいのOHCエンジンを作り上げて、氷水流し込んで冷却させて、
それでそのときには既に完成していた太くて平らな高速道路を走らせて、時速400kmを超えようっていうんだから。
あるいは、そこまでパワーは出ないまでも、1950年には6000ccで200馬力くらいのデカいクルマを、オートマで走らせたんだから、
そういうのを考えると、
セルシオが4.3リッターで280馬力だとか
スカイラインが3.5リッターで315馬力だとか、
そりゃそういうのを一般市民も買える車で、そのパワーが出てるのはすごいけど、
でも、もう2009年なのに。
たとえば1900年から1930年の進歩に比べたら、全然進んでないように思えてしまう。
もっと言えば、日本車においては、ほんの1985年くらいまではフェアレディZでも170馬力とかで、
その後数年で一気にパワー競争が激化したとは言っても、1989年のフェアレディZで280馬力だったんだからねェ。
そしてそれが2000年代まで。。。
パワーだけで量るのは間違いかも知れないけど、だとしても。
コンピューターの記憶容量の話に比べたら、全然だと思うじゃないですか。
あんなのは、5年もしたら単位が2ケタ以上変わったりもザラでしょう。