足の怪我から1週間。昨日は再診でまたチウアン病院へ行って来た。
先週とは違う先生。怪我した状況を聞き、レントゲン写真を
見て、ベットの上に上がるように言われる。
ベットの上に上がると、膝の痛いところを確認後、
膝をゆっくり曲げ、伸ばし。内側、外側に少しねじってみて
最後に曲げた状態で膝下を手前にぐいっぐいっと引っ張ってみる。
「あれっ?ひざってこんなに動くんだ」という感じ。
なんともない左の足も同じようにぐいっぐいっと引っ張る。
そこで旦那が中に呼ばれ、膝の解剖図ポスターを見ながら、
「膝蓋骨が割れているのは明らかですが、その下の
なんとかなんとか(なんだろう聞き取れない。)
が切れている可能性があるので、
もっと設備のある病院でMRIを撮ってくるように。
結果によっては、手術が必要です。」と言われる。
(MRIは体の中を輪切りにしたみたいに見れるもの)
またまたなんでそうやって脅かすようなことばかり言うかなぁ。。
と思いつつも言われたとおり、MRIのある国営病院へ行く。
着いてびっくり。すごい人だ。ベンチはもちろん、木の下にござを
しいて、寝ているひとがたくさん。荷物は大きく、洗面器には
コップやおちゃわんなどが入っていて、どう見てもそこに住んでいる感じ。
ベンチに座っている人たちの顔を見るだけで、ものすごーーく
疲れているのがわかる。
中に入ると受付のカウンターの下にもござがしいてあり、
女性3人が座っている。やはり寝泊りしているんだろう。
旦那によると、田舎や地方から病人を連れて家族も一緒に
くるけれど、ホテルに泊まるお金もなく、仕方なく病院に
寝泊りするんだそうだ。
ストレッチャーを押すのは看護婦さんじゃなくて、付き添いの
人のようだけど、シャツが血だらけの人もいる。大丈夫なんだろうか。
しかし病院内は汚いだけじゃなくて、とにかく薄暗い。怖いなぁ。。
受付でなんと200万ドン!!!(約1万5千円)を払って中に行くと
担当の先生がパソコンに向かっている。話しかけても存在無視。。。。
おいおい。。。顔くらい上げてよ。
しばらくして、顔を上げると「明日でいい?」と一言。
「明日でもいいのですが、できれば今日撮りたいです。」
というと、「今日忙しいんだ。時間ないから。」とのこと。
「足も痛いし、子供を預けてここまでくるだけでも大変なので。。」
と訴えても、「じゃあ座ってれば。時間があったら撮るし
なかったらそれまでだ。」だって。
この時点で旦那は切れて、受付に引き返し、お金を返してもらい
帰ることにする。
よかった。私もこの病院はなんとなく嫌だったので。。。
帰ってからも、どんな状況かわからず、不安が消えないので、
また夜中にいろいろ調べてみると、
先生が言ってたなんとかなんとかは「前十字靭帯」らしい。
自然治癒はありえないので 、再建には手術が必要だけど
別に切れたままでも生活できるものなんだって。
詳しく知りたい人はこちら。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/20050704ik08.htm
特に急いでMRIをとる必要もないんじゃないかなぁ。
もし仮に切れていたとして、生活には問題ないかもしれないし、
仮に支障があったとしても、ベトナムでは手術したくないし。
前十字靭帯が切れたまま30年間スキーの指導員をしている方の話
も載っていたので、市場への買い物と子供の送り迎えくらいなら
問題ないでしょう。。。
でも旦那はとにかく先生の言う通り、検査だけはしておこうって
言うので、来週にでもまた別の病院に行ってみるかな。。。
国営病院、ちょっと怖いんだけど。。。。。