12月16日、朝7時に入院して10時に手術します、と言われていたので、
どきどきしながら、入院。子供たちも遊びに来るので、
病院で一番いい個室をお願いしたのに
天井はかびだらけで、トイレも汚くてちょっとがっかり。。
まぁ、しょうがないか。日本じゃないもんね。
その後、手術に使う「スクリュー」のことで旦那と主治医がもめて
11時になっても手術は始まらない。また延期になるのは嫌だなぁ。
正規のものでもそうでなくても、先生を信じるから何でもいいんだけど。
結局午後2時に手術室へ。日本だったら手術前に色んなことを
しそうだけど、何にもしなくていいのかなぁ、と思いながら手術台へ。
背中を丸めて、背骨に直接麻酔を注射する。下半身麻酔ってやつ。
これは痛い。
針を入れているだけだと思うけど、1cmくらいナイフで切られた
感じがした。でもしばらくすると両足がふわぁっと温かくなって
気持ちがいい。後は何をされても触ったり、引っ張られる感じが
するだけ。麻酔ってすごい。
1時間で終わるよーって言ってたけど、2時に始まった手術は
5時半までかかった。
始めに膝の下内側を切ってハムストリング筋を採取して、その後、膝の両側を
少しずつ切って、内視鏡を入れて、モニターを見ながら
ドリルで骨にトンネルを掘り、先に採取したハムストリングを
埋め込んで、最後にチタニウム製のスクリューで両はじを
止めて、切れた前十字靭帯の代わりにするらしい。
全く痛みはないけれど、
さすがに骨にドリルで穴を開ける時と、とんかち?で何かを打ち込む
時にはガツンガツと胸の辺りまでものすごい振動がきた。
手術室はずーっと和やかな雰囲気で笑いが絶えない。正確には
おしゃべりと爆笑が止まらないって感じ。
生理食塩水を変える担当の人は暇すぎて新聞を読んでいるし、
先生方の携帯もなる。暇な人が代わりに電話に出てくれて、
よかった。メスを持った手で出たらどうしようかと思った。
つい電話の内容を聞いてしまう。「5時ね。あ、やっぱり5時半にしょう。」
って仕事が終わった後の約束らしい。
途中で先生が「彼女にも見せてあげなよ」と言うと
カーテンを下げてモニターを見せてくれる。
執刀医の先生はひょうきんで全部へんな英語で言ってくれる。
「ルックエンスィー(look and see?)ワーォ!」と言って笑う。
「これが新しく作った靭帯、これこれ!」と
内視鏡で触って見せてくれる。「怖いから見たくないんですけど」と
言うと、またげらげら笑ってカーテンをあげる。
なぜか手術が終わるころから、ものすごい寒気。ぶるぶる震えて
歯がガチガチ音をたてるのだけど、どうにも止められない。
先生が「終わったよ。元気?」と聞いてくるので、答えようとするんだけど
口はガチガチとしか動かない。それを見てまた笑うので
私も笑ってしまう。
手術無事終了。よかったぁ。
よく頑張ったね。お疲れ様。