そのままガーデン

雑草を生かしてガーデニングしたい。時間をかけずに庭を楽しみたい。自然そのままの庭の記録です。

11月の俳句

2016-12-05 18:00:00 | 俳句

12月5日季語 枯桑

 

先月作った俳句の選句結果が届きました。

一番点が入った句は。

 

鵙の贄 両手広げて 空を見る


11月のある日、ジューンベリーの枝にカエルを見つけました

ぎょっとしました。

鵙が枝に小動物を刺して冬の餌にする、ということは知っていましたが見るのは初めてでした。

カエルは光に照らされて上を向いていました。

生きる命の循環のために枝にさされている姿は、神々しくもありました。

毎日枝に居るカエルを見に行きます。黒みを帯びてきました。


木枯らしや 佇む蕾 路地にあり

木枯らしが吹く日、枯れたシュウメイギクに蕾を見つけました。

咲くだろうか。

咲きませんでした。

咲かずに終わる蕾もある。それでもいいのです。

 

でこぼこの 甲の血管 日向ぼこ

句会で作った句です。

幼き日に近所のおばさんの家に行くのが好きでした。

おばさんの家には縁側があり、そこで日向ぼっこをしたのです。

おじさんが一緒の時もありました。

おじさんの脛に血管が浮き出ているのを見て触ってみたい、

指でしごいてみたいと思ったのでした。


私の手の甲にも血管が浮き出るようになりました。