読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

大沢在昌著「悪魔には悪魔を」

2022-03-07 | 大沢在昌
マトリとして潜入捜査中の麻薬取締官の加納良が失踪し姿を消した。アメリカで兵隊をしていて20年ぶりに故郷に戻った双子の弟・加納将は捜査協力を求められ、兄の身代わりとなり本人失踪の真相を追い潜入捜査を継続することに。ひとり凶悪な密売組織に挑む男を待ち受けるヤクザ・ベトナム人組織・警察やマトリの内通者裏切り者など。やがて悪の正体が・・・。ミステリー要素の中に恋愛小説仕立てのアクロバティックな内容で正体を隠すことで味わう緊張感のハラハラドキドキの面白さで一気読み出来ました。敵絡みも中国人からベトナム人に今の日本状況を捉えていてリアル感があった。米陸軍の退役軍人の主人公は強くてカッコイイ、大沢ワールドたっぷり楽しめました。
2021年4月毎日新聞社刊


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