読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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今野敏著「任侠楽団」

2022-11-25 | 今野敏
ヤクザが人と会社を立て直す「任侠」シリーズ第6弾。不器用な奴らの痛快世直し話。出版社・病院・映画館・学校・銭湯と立て直してきた一本独鈷のヤクザ阿岐本組親分スキンへッドの阿岐本雄蔵のもとには、一風変わった経営再建の話が次々舞い込んでくる。今度は公演間近のオーケストラ。ヤクザということがばれないように、コンサルティング会社の社員を装う代貸の日村。慣れないネクタイを締めるだけでもうんざりなのに、楽団員同士のいざこざが頻発する。そんな中、イースト・トウキョウ管弦楽団指揮者が襲撃される事件が発生! 警視庁捜査一課からあの刑事碓氷警部補がやってきて・・・。謎解き部分が大半で日村以外の子分たちの活躍を読みたかったのだが少なかった、クラッシックとジャズ、弦楽器奏者と菅楽器奏者、指揮者と奏者団員、オーケストラの裏側など垣間見れたのでよかった。マル暴甘糟刑事や仙川係長も登場しての任侠シリーズは面白い。
2022年6月中央公論新社刊


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