前作「ゼロディ」や「標的」「狙われた潜入捜査官」ブラックホーク3部作続編。警察には頼れない、訳ありの政治家や実業家などを顧客に抱えるVIP専門の警備会社・ブラックホークに、新しい依頼が舞い込んだ。警護対象は、警察のトップである速水警察庁長官。なぜ、身内である警察に頼らないのか。不審に思う最上らメンバーだったが、その直後、長官の執事が殺害される。捜査方針に疑念を出だした公安の寒川警部補は、独自に調べを進めるうちに、警察内のある組織「旭光」に辿り着く。警察に追われる長官らをテロ集団クーガが助け、クーガのトップ魔術師マギ、由利と長官、ブラックホーク、長久保警視等「旭光」を潰すため協力する。警察庁が開発した監視システム、犯罪捏造システムを悪用しようとする旭光の山浦幹事長や公安5課長、警察庁次長の企みを潰す2030年代の日本を舞台にした近未来小説。
2018年10月幻冬舎文庫
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