読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

森沢明夫著「ロールキャベツ」

2024-08-21 | ま行
夢も趣味もない大学2年生の夏川誠(マック)をかえたのは、ただ椅子に座るだけの遊び「チェアリング」の仲間たちだった。青春起業小説です。チェアリングとは椅子を持ち歩いて、好きな場所でくつろぐこと。
◆夏川誠・・・趣味なし夢なし、やりたいことも特になし。就活しない大学二年生には思わぬ才能があった。
◆王丸玲奈(パン子)・・・ミュージシャンになってステージで飛び跳ねたい!だけどできない事情が。
◆上村風香・・・夢は農家レストランの経営。場所は絶対あの場所と決めている。
◆長沢智也(ミリオン)・・・大学生にして投資家。ミリオネアを目指すようになった理由とは。
 ◆奈良京太郎(マスター)・・・喫茶店のオーナーを目指して修業中。実家の病院はどうしても継ぎたくない。
「生まれ変わるなら、生きているうちに」(P389)「自分の人生の脚本は、自分の手で書き換える」(P397)「いまのわたしは人生で最強なのよ。・・・いまの自分こそが、過去から見たらいちばん人生経験豊富で、未来から見たらいちばん若々しい」(P98)「人生は小説と違って、特に何も起きない。ありふれた人生を生きて、人生を終える。特別な事は滅多に起こらない あっても過ぎて仕舞えばたいしたことでは無かったと言える事が多いのかも」「やるかやらないのかで生きていく」(P348)「大事な人には本心を伝えた方がええ」「他人じゃなくて、自分と勝負しながら未来を切り開いていく。」「失敗ができなきゃ、成長もできない。」ほっこりできる優しい小説でした。
2023年5月徳間書店刊



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