読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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笹本稜平著「所轄魂 最終標的」

2019-02-09 | さ行

所轄刑事の父・葛城とキャリアの息子が活躍する警察小説シリーズ第5弾。城東署管内でひき逃げ事件が発生し、20代の女性が重体となる。目撃者の証言などから犯人の目星はつくが、次期国家公安委員長と目される大物政治家の三男坊と判明し、捜査がなかなか進まない状況に。捜査するにつれ他の事件も絡む中、葛木親子、所轄の面々、勝沼刑事局長などが、政治家たちの巨悪を追う。前作で贈収賄事件を追っていた城東署の強行犯捜査係長・葛木邦彦と、警察庁のキャリア組である邦彦の息子・俊史の父子。しかしあと一歩のところで黒幕の国会議員が射殺され、真相は闇に葬り去られてしまった。警察に政治家から様々な圧力がかかるなか、捜査はまたもや警察VS.政治の様相を呈してきて・・・。

中盤まで次から次へと連鎖の容疑者が出てきて中々進まない展開だったが後半犯人の海外逃亡のところから最終の黒幕が見えてくる展開で面白かった。

2018年10月徳間書店刊


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