読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

伊坂幸太郎著「バイバイ、ブラックバード」

2012-08-09 | あ行
星野一彦は、身長180センチ体重180キロの繭美とともに、「私と結婚することになったって言えば、諦めるだろ」作戦で今迄交際していた所謂五股をかけている女性たち一人一人に別れを告げに行く。
別れ切り出すと、「あれも嘘だったわけね」と始まる星野と繭美と5人の女性たちとのやりとりが痛烈なユーモアと絶妙な比喩の話しで綴られる6つの連作短編。
なぜ別れを告げに行くのか、星野は借金の為「あのバス」に乗って連れて行かれてしまうからだ。
サラッとは読めるがこの手の話しは好きでない、マツコDXばりの繭美が読み終わる頃にはいい人に思えてくるから不思議だ。
「ブラックバードって、不吉とか不運のことを指しているみたいですよ。バイバイ、ブラックバード君と別れて、これからは幸せになりますよ」(P226)
 2010年7月双葉社刊

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