きのう土曜日は、私にとっては初めてのハーフアイアンマンレースでした。本当は3月の末に、Ironman California Oceanside 70.3に出場する予定だったのですが、直前に体調を崩しDNS(Did Not Start)という結果。今回は、その雪辱を果たすという意味もありました。
さて、今回のトータルの参加人数はというと...2人。そうです、参加者は私と筋金入りのアイアンマンで、この大会の企画者、運営者、参加者である、Jimmyさんです。ちなみにこの大会の名称は何と、Oyajiman 70.3。大会計画発表直後は、おやじアスリート会会長のMasaさん、マラソン歴多数、ハーフアイアンマン経験者のAkiraさんも参加予定だったのですが、諸般の事情により、2人とも棄権。ということで、Jimmyさんと私の一騎打ちとなりました。
2人だけのレースとは言えど、本人達はかなり真剣。何と、Jimmyさんはレース1週間近く前から、禁酒、特別ダイエットに励むほどの力の入れよう。前の日に、かあさんの誘惑に負けてビールを飲んでしまった私としては、本当に恥ずかしいばかりです。でも、私もこのレースに備えて、バイクのフィッティングをしたり、テーパリング(レースの前にトレーニングの負荷を徐々に少なくしていくこと)をしたりで、かなり真剣に望みました。
スイムは、Jimmyさんの地元のロングビーチのベルモントショアと呼ばれるビーチが会場です。ウエットスーツに着替えた時点でまず1ショット。
ビーチに着くと、他にも泳ぐ準備をしている人達が何人もいました。まずは、体をほぐすために試泳。水の温度はたぶん63Fくらいで、オーシャンスイムにはほぼ最適の水温。そして、本番開始。とにかく、湾の中なので、波が全くなく、とても泳ぎやすい場所です。泳ぐ人のためにブイもたくさん浮いており、まずコースからはずれることもありません。小さな桟橋までを2往復。こんな感じでした。
スイムタイムは、私としてはまずまずの出来。車に戻って、バイクの準備をします。
バイクの準備を急ぐJimmyさんの図。
私のバイクもスタンバイ状態。
さあ、バイクのスタートです、ロングビーチから、海沿いのPCH(Pacific Coast Highway)をひたすら南下し、私の住む街の近くで、ちょっと山登りをして、再びロングビーチへと戻るコースです。スタート直後は、ノースリーブのトライアスロンウエアを着ていたこともあり、相当寒く感じたので、ちょっと気合を入れて漕いで体を暖めます。
レースペースの23~24mphくらいのスピードでガンガン漕ぎます。ランの前にあまり気合を入れ過ぎてはだめだと思っていたのですが、一旦走り出してしまうと、とにかく速く進みたいというのがサイクリストの悲しいサガです。どんどん、バイカーを抜いて行き、順調にPCHを南下します。
そして、15人くらいのグループを抜きます。こちらはトライアスロンバイク、向こうは全員ロードバイクなので、私の方がスピードが出せます。ところが、私がグループを抜いた時に、どうもそのグループに火を付けてしまったようで、集団で私を追い抜こうとします。でも、追い抜かれて、集団の後ろに付いてしまうと(ドラフティングと言います)、トライアスロンのトレーニングにならないので、何とか抜かれないようにこっちもスピードを上げます。トライアスロンのレースでは、基本的にドラフティングは禁止されているからです。
結局、途中で別のルートに分かれるまで、その集団に抜かれることは、信号で止まった時以外にはありませんでした。こういう風に競争相手がいると、なかなかいいトレーニングになります。
私の住む街近辺で山登りをした後、今度はPCHを北上し、バイク―ランのトランジション会場である、Jimmyさんの自宅に向かいます。ランに備えて少しスピードダウンしようかとも思いましたが、結局最後までほぼ100%の力で漕いでしまいました。バイクルートはこんな感じ。
Jimmyさんの自宅のガレージがトランジションポイントで、ここでバイクを置き、ランシューズにに履き替えます。少し栄養補給をし、ランに出発です。
ランのコースはJimmyさんの自宅から、Jimmyさんの母校であるカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のキャンパスを4周するというものです。
56マイルバイクでガンガン走った後ですが、足はそれほど疲れていません。少しゆっくりのペースですが、いい感じでランを開始します。このカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のキャンパスですが、平地にあるのに、結構アップダウンがあるのです。やはり登りの部分に来ると、足に疲労が来ているのがよく分かります。
キャンパス1周は約3マイル。最初の1周を走っている時は、「おいおい、これを4周もやるの? 先が長いなぁ。」と思っていました。でも、周回を重ねるに連れて、コースに慣れて来て、走るのが楽になって来ます。3周目くらいになると、かえって余裕が出て来ました。
そして、4週目を走っている時に、私の1.5倍くらいのスピードで抜いていくランナーが登場です。そうです、Jimmyさんです。あのスピードはバイクに乗った後では、とても私には出せないスピードです。さすが、マラソン出場歴30?回のJimmyさん。
4週目を走り終わり、あとはJimmyさんの家まで辿り着いたら、レースも終わりです。ここで少しスピードアップし、元気にゴールを切ることが出来ました。ゴール地点には誰も応援してくれる人は居ませんでしたが、いやぁ、最高に気持ちよかったですね。ランのコースはこんな感じ。
バイクで頑張ったおかげで、何とかリードを守りきり、1位(2人中)を獲得することが出来ました。
それにしても、レースの企画、運営は、本当に非の打ち所がありませんでした。さすがレース経験豊富なJimmyさんです。
2人でレースなんかしても、まじめに出来ないではないの?と思われるかも知れませんが、これが決してそうではないんです。もう1人同じルートを走っている相手がいると思うだけで、全然気合の入り方が違います。本当に最高のトレーニングレースでした。Jimmyさん、感謝、感謝です。
今回驚いたのが、ハーフアイアンマンの方がマラソンよりもはるかに楽だということです。時間的にはハーフアイアンマンが5時間20分くらい、マラソンが4時間くらいなので、マラソンの方が短いのですが、やはりマラソンは、同じ筋肉ばかり使うので余計に苦しいのでしょうね。Jimmyさんに言わせると、一般的にそういうものだそうです。ランの苦手な私にとっては、余計にそうなのだと思いますが。
Julie、私はきのう頑張ったぜ。
「あだじは、があさんのあじのあいだで、ぎもちよくしでいるからだいじょうぶでず。がんばるつもりなんて、じぇんじぇんあじまぜん。」
では。
さて、今回のトータルの参加人数はというと...2人。そうです、参加者は私と筋金入りのアイアンマンで、この大会の企画者、運営者、参加者である、Jimmyさんです。ちなみにこの大会の名称は何と、Oyajiman 70.3。大会計画発表直後は、おやじアスリート会会長のMasaさん、マラソン歴多数、ハーフアイアンマン経験者のAkiraさんも参加予定だったのですが、諸般の事情により、2人とも棄権。ということで、Jimmyさんと私の一騎打ちとなりました。
2人だけのレースとは言えど、本人達はかなり真剣。何と、Jimmyさんはレース1週間近く前から、禁酒、特別ダイエットに励むほどの力の入れよう。前の日に、かあさんの誘惑に負けてビールを飲んでしまった私としては、本当に恥ずかしいばかりです。でも、私もこのレースに備えて、バイクのフィッティングをしたり、テーパリング(レースの前にトレーニングの負荷を徐々に少なくしていくこと)をしたりで、かなり真剣に望みました。
スイムは、Jimmyさんの地元のロングビーチのベルモントショアと呼ばれるビーチが会場です。ウエットスーツに着替えた時点でまず1ショット。
ビーチに着くと、他にも泳ぐ準備をしている人達が何人もいました。まずは、体をほぐすために試泳。水の温度はたぶん63Fくらいで、オーシャンスイムにはほぼ最適の水温。そして、本番開始。とにかく、湾の中なので、波が全くなく、とても泳ぎやすい場所です。泳ぐ人のためにブイもたくさん浮いており、まずコースからはずれることもありません。小さな桟橋までを2往復。こんな感じでした。
スイムタイムは、私としてはまずまずの出来。車に戻って、バイクの準備をします。
バイクの準備を急ぐJimmyさんの図。
私のバイクもスタンバイ状態。
さあ、バイクのスタートです、ロングビーチから、海沿いのPCH(Pacific Coast Highway)をひたすら南下し、私の住む街の近くで、ちょっと山登りをして、再びロングビーチへと戻るコースです。スタート直後は、ノースリーブのトライアスロンウエアを着ていたこともあり、相当寒く感じたので、ちょっと気合を入れて漕いで体を暖めます。
レースペースの23~24mphくらいのスピードでガンガン漕ぎます。ランの前にあまり気合を入れ過ぎてはだめだと思っていたのですが、一旦走り出してしまうと、とにかく速く進みたいというのがサイクリストの悲しいサガです。どんどん、バイカーを抜いて行き、順調にPCHを南下します。
そして、15人くらいのグループを抜きます。こちらはトライアスロンバイク、向こうは全員ロードバイクなので、私の方がスピードが出せます。ところが、私がグループを抜いた時に、どうもそのグループに火を付けてしまったようで、集団で私を追い抜こうとします。でも、追い抜かれて、集団の後ろに付いてしまうと(ドラフティングと言います)、トライアスロンのトレーニングにならないので、何とか抜かれないようにこっちもスピードを上げます。トライアスロンのレースでは、基本的にドラフティングは禁止されているからです。
結局、途中で別のルートに分かれるまで、その集団に抜かれることは、信号で止まった時以外にはありませんでした。こういう風に競争相手がいると、なかなかいいトレーニングになります。
私の住む街近辺で山登りをした後、今度はPCHを北上し、バイク―ランのトランジション会場である、Jimmyさんの自宅に向かいます。ランに備えて少しスピードダウンしようかとも思いましたが、結局最後までほぼ100%の力で漕いでしまいました。バイクルートはこんな感じ。
Jimmyさんの自宅のガレージがトランジションポイントで、ここでバイクを置き、ランシューズにに履き替えます。少し栄養補給をし、ランに出発です。
ランのコースはJimmyさんの自宅から、Jimmyさんの母校であるカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のキャンパスを4周するというものです。
56マイルバイクでガンガン走った後ですが、足はそれほど疲れていません。少しゆっくりのペースですが、いい感じでランを開始します。このカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のキャンパスですが、平地にあるのに、結構アップダウンがあるのです。やはり登りの部分に来ると、足に疲労が来ているのがよく分かります。
キャンパス1周は約3マイル。最初の1周を走っている時は、「おいおい、これを4周もやるの? 先が長いなぁ。」と思っていました。でも、周回を重ねるに連れて、コースに慣れて来て、走るのが楽になって来ます。3周目くらいになると、かえって余裕が出て来ました。
そして、4週目を走っている時に、私の1.5倍くらいのスピードで抜いていくランナーが登場です。そうです、Jimmyさんです。あのスピードはバイクに乗った後では、とても私には出せないスピードです。さすが、マラソン出場歴30?回のJimmyさん。
4週目を走り終わり、あとはJimmyさんの家まで辿り着いたら、レースも終わりです。ここで少しスピードアップし、元気にゴールを切ることが出来ました。ゴール地点には誰も応援してくれる人は居ませんでしたが、いやぁ、最高に気持ちよかったですね。ランのコースはこんな感じ。
バイクで頑張ったおかげで、何とかリードを守りきり、1位(2人中)を獲得することが出来ました。
それにしても、レースの企画、運営は、本当に非の打ち所がありませんでした。さすがレース経験豊富なJimmyさんです。
2人でレースなんかしても、まじめに出来ないではないの?と思われるかも知れませんが、これが決してそうではないんです。もう1人同じルートを走っている相手がいると思うだけで、全然気合の入り方が違います。本当に最高のトレーニングレースでした。Jimmyさん、感謝、感謝です。
今回驚いたのが、ハーフアイアンマンの方がマラソンよりもはるかに楽だということです。時間的にはハーフアイアンマンが5時間20分くらい、マラソンが4時間くらいなので、マラソンの方が短いのですが、やはりマラソンは、同じ筋肉ばかり使うので余計に苦しいのでしょうね。Jimmyさんに言わせると、一般的にそういうものだそうです。ランの苦手な私にとっては、余計にそうなのだと思いますが。
Julie、私はきのう頑張ったぜ。
「あだじは、があさんのあじのあいだで、ぎもちよくしでいるからだいじょうぶでず。がんばるつもりなんて、じぇんじぇんあじまぜん。」
では。