ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

薄型テレビのこれから(予想)

2007-09-08 20:10:43 | Weblog
残るのはLCDとOLEだけだが、液晶が優位だろう。
どちらも半導体(いわゆるTFT)の上で制御するタイプが共通点。

SEDやプラズマはどうか。どちらも"高精細"で消え去る。
中小型ディスプレィにプラズマが適用されていない理由が消え去る根拠だ。
ハイビジョン・・・(横:1920*RGB*縦:1080)
RGB分割はそのままとして、インチ数と解像度を求めてみよう。

対角/画素ピッチ (RGB)/dpi
2inch/0.023mm (0.008mm)/1101dpi
7inch/0.081mm (0.027mm)/315dpi
10inch/0.115mm (0.038mm)/220dpi
21inch/0.242mm (0.081mm)/105dpi
37inch/0.427mm (0.142mm)/60dpi

赤文字で示した解像度は最新携帯電話の3.0型VGA: 画素ピッチ0.082mm 311dpiと同等です。このサイズはプラズマではハイビジョンが不可能です。それはプラズマは小型化すると輝度や放電安定性の確保が難しくなるためで、最新技術でも画素ピッチ0.3mm, 85dpiで26型相当です。

逆に考えてみましょう。
携帯電話用高精細液晶311dpi (0.082mm pitch)で次世代規格の2k/4kだとどうなるのでしょう。
縦:162mm/横:324mm → 14.2型。
解像度を維持したまま冗談で計算すると
28.5型で4k/8k、5k/10kで35.7型、6k/12kで42.8型、8k/16kで57型、10k/20kで71型(笑)。

大画面高精細ディスプレィなので窓にかけておくと窓とは気付かないとか(笑)。

大型高精細は低電圧駆動な半導体が必要である。画素切替速度は画素数にも解像度にも依存しない。LCDとOLEが生き残ると思うのはここにある。

そして、LCDが優位と考える部分は半導体の上だ。OLEの半導体もTFTであり、LCDのTFTの一部変更と聞く(電圧駆動型と電流注入型の違いもある)。OLEの大面積高精細塗布が出来るとOLEが主流になる可能性があるが、価格優位性を保つことが出来るのか?寿命を維持できるのか?という懸念事項がある。

OLEの欠点である寿命は延びたが、液晶には追いつけないだろう。









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2 コメント

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価格目標 (ふりーすとん)
2007-09-10 21:25:28
薄型テレビは欲しいのですが、どんどん安くなっていくので買うタイミングを逃しています。
目標を32型10万円以下としたのですが、あっという間にクリアーしてしまいましたので5万円に下方修正しました。
今家のブラウン管テレビが壊れるか、薄型テレビがもっと安くなるかの我慢比べをしています。地デジ買換え需要が収まりかけたころの大安売りを期待しているのですが...
でもそれまで今のテレビもたないかも...
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価格は・・・ (ならおう)
2007-09-10 22:45:24
32型5万円になると、私が10年前に買った25型BS対応ブラウン管TVとほぼ同じ価格帯です。そこまで下がらないのでは?と思います。
この10年間デフレで価格破壊されていることを考えると、今が底値に近いのかも知れません。
実体経済とは別に各種素材価格がアップしていますので、これも緩やかなインフレへの序章と考えています。
ただ、後から出るほど高性能なんですよね(笑)。そう考えるとPCと同じく常にデフレですね。
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