ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

audioと家具

2013-01-28 22:54:22 | Weblog
かつてLPのアルバムを買っていた時代と今とを比較してみる。今は音源保管のための家具が不要だ。

まず、LPの頃から。
レコード(LP)は傷やほこりによる雑音を受ける。

レコードの針が直接「機械的に」レコードの溝をなぞり、その摩擦音を電気的に増幅しているわけだ。
左右と上下方向の溝の深さをうまく分離して左右の音に変換している。
普段はカセットテープに録音した音源を再生していた。

FMラジオのエアチェックというものも流行っていた

ラジカセで録音したり、ミニコンポを使っていた。

ステレオはステータスだった。応接間にあったりしたものだ。

そしてカセットテープやLPの保管棚があった。

そのうちミニコンポやラジカセを含め、一部屋に一システムとなった。本棚はカセットテープとLPで埋まった。

レンタルレコード
この商売と共にLPそのものの購入は少し減ったかもしれない。それでも部屋の中心はAudioだった。
メタルテープによるダイナミックレンジの拡張、ドルビーNRによるヒスノイズの低減が普及した。
また、Walkmanに代表されるモバイルカセット再生機が上市された。

この画期的な商品が上市される前からカセットレコーダーは存在していた。

だが、再生はモノラルイヤホンで、携帯ラジオの延長だった。スピーカーを取り除いたSONYの慧眼に感服する。

Audio Visualの幕開け
ステレオ放送、Music TVの配信、衛星放送(BS)の開始、VHS/β戦争でVHSが主導権を握り、ビデオデッキの普及。
そしてホームシアターの紛い物的なAudio Visualが芽生えた。ステレオの間にテレビモニターを挟んだだけだ。
それが発展するとサラウンドシステム等になっていく。
音源、映像のコンテンツが本棚を埋めていった。

CDの登場
CDの出現によってLPはそのめんどくささが敬遠された。しかしモバイルとカーステはテープが優勢。
本棚のLPはCDに代わった。カセットはまだまだ強い。レンタルCDやレンタルビデオという商売も出てきた。
カーステとモバイルCDが出てきたが、音飛びでほとんどあかんかった。
そしてカーステはCDチェンジャーによってオーでイオルームとなった。

MDの出現
カセットテープの気軽さとデジタルコピーのハンドリング容易性。だがこの中途半端なデバイスはカセットほど普及しなかった。
Walkman的にモバイル用途に最適と言われていたし、カーステにも導入されたのだが。
普及期にCD-RとUSBメモリー、MP3規格という強い逆風が吹いた。


CD-Rの出現
Windows98でCD-Rメディアへ書き込むCDライター機器の登場。Mac OSも対応。
光磁気ディスクはあったが、低価格のCD-Rメディアが出てきた事で駆逐されてしまった。
このような機器は音楽CD⇒PCへ取り込み⇒CD-Rへの完全コピー、だけではなくRead専用機とWrite専用機があれば
なんぼでも複製できる様なった。
また、PCが一家に一台以上となってきた。CDをCD-Rに焼く様になったためMDの必要性が無くなり、カセットテープも不要となった。

USBプレイヤーの出現
iPodが最初ではない。詳しくはWikipediaのデジタルオーディオプレーヤーにある通りだ。

HDDの低価格化。MP3
iPodとiTunesという商売によってCDプレイヤーの存在意義を問う様になった。
ついに自分の好みの楽曲をパソコンやモバイル機器に保管するとなった。
こうなると音源等の保管棚は不要となる。

Cloud
コンテンツをサーバーに保管。
もはやコンテンツはデジタル化され、HDDに保管。家にあった保管棚は不要となった。

今後の予想。
Audioのメデイア再生機は無くなる。BD/DVDプレイヤーも不要。
音源も映像も画像もCloudに保管。同じく電子書籍も中身はCloudで保管。spして本棚も無くなる。
AudioはPCの様なタブレット端末かスマホとBluetooth、またはWifiでアンプとモニタに繋がる。
アンプがスピーカーに組み込まれてしまうか、アンプは中継機となるかも。

最終的にはTV/スピーカーも個人用のヘルメットになるかも。

そう、家具が無くなって家は広くなるのだが、家具業界は・・・心地よいベッドや机の提供になるのかもしれないね。
家電業界は。Apple TV、Google TVいずれもCloud/Wifiが鍵になるだろう。TV(=モニター)は残るだろう。でも他のAudio機器は殆ど消え去るだろう。
番組のオンデマンド放送、家庭内サーバーによる面白そうな番組の一括録画。
これのためにはチューナーがチャンネル数だけ必要か?と思ったが、チューナーの切り替え速度さえ速ければ案外チューナーの数は少なくてすむ気がする。
考え方はモノクロメーターとポリクロメーターと同じだ。詳細は別途。
でもそうやって、複数のチャンネルのデータを分割して保存できる様になるかもしれない。
テレビ局の視聴率がどうのこうのとかがあるが、そんなんよりも良いコンテンツを家庭内サーバーに保管し、好きな時に好きなコンテンツを見る方がいい。

ゆっくりとかんがえよう。


2013/01/29追記
TVは基本的に1/30秒のフレームだ(30fpsという)。フレーム情報を1/30秒(0.033秒(33ms))で処理している。
このフレーム情報を1/60秒や1/120で処理しても別に舞わない。高画質の液晶TVでは倍速駆動という方式である。
0/30(sec)と1/30(sec)の間の1/60(sec)の画像を挿入したり、さらにその間に1/120(sec)や3/120(sec)に黒を入れたりする。

さて、この考えをチューナーに転用する。
0/300(sec) Ch1
1/300(sec) Ch2
: :
29/300(sec) Ch30
30/300(sec) Ch1
という風に1/300(sec)毎に各チャンネルのフレームデータを割り振れば一つのチューナーで、10チャンネル分の割り振りが可能になる。
3msでフレーム情報をRAWで受け渡すのか、圧縮データなのかはわからないが、
4k2kでRGBなら4,000*2,000*3色*256階調=6.1GBか。3msでこの情報を割り振り出来る処理能力が居るね。
ならならこんなめんどくさい事せずにチューナーをたくさん用意した方が良いな。






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