ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

新しいライン

2009-05-30 18:21:53 | 釣り
AirfloのIntermediate Sixth Sense Slow Glassと、リールが届いた。
かっこよく書くとイマージングステージの攻略となるが、実のところは表層リトリーブも含めた風対策。
それとFlyfisher 08/12pp66の内容とも合致するが、早く沈むと棚をトレースできないという課題もある。

Type II(6cm/sec)でCD50secで3mってところをType VI(16cm/sec)で狙うとCD20で3.2mとほぼ同じ層にフライは届く。しかし、Type IIなら止めても6cm/secの沈下なのでリトリーブ速度は速すぎなければよいが、Type VIだとリトリーブ速度を遅くすると急激に沈むので、3m程度を常に狙うことが難しくなる。リトリーブする速度と方向(ベクトルだね)を基に考えると一定の棚をトレースする最適解(シンクレートとリトリーブ速度の関係)が求まるが、高シンクレートは高速リトリーブとなるのは必定。

Scientific Angler WET CELのパッケージを基にグラフ化したがこれ。


黄色○が狙える最表層で、水色□が最深層。狙える層に幅がある。そしてシンクレートが大きくなるほど狙える幅が大きくなっている。
これについては次の図が示すようにシンクレートが大きくなるほどシンクレート幅が大きくなっているためだ。

各直線は最小自乗法による近似直線。
この結果を基にカウントダウンを考えると次のようになる。

Count Downは15~50secというところだ。
これは各ラインの最高沈下速度と最低沈下速度で、もとめたカウントダウン係数であり、単なる参照値だ。この沈下速度の違いはラインの番手に依存するのだろう。

さて、AirfloとScirntific Anglersのシンクレートを比較すると次のようになる。

Airflo型番の3はSAの2, Airflo型番の5はSAの4に相当する。いずれ、シンクレートをよく見る必要がある。

そしてライン全長だが、SAは27mでAirfloは32m。この5mはフルライン偽装(笑)に有効。
Slow GlassのTaper DesignはWFの"Delta Taper"Scientific Anglersと比較すると・・・
■AIRFLO Six Sense Slow Glass #7
Length 105ft (32m)
Tip 1ft (30cm)
Front19ft (5.8m)
Belly16ft (4.9m)
Rear 10ft (3m)
Runnning 59ft (18m)

■Scientific Anglers Super Intermediate #6
Length 82ft (25.2m)
Front 4ft (1.2m)
Belly 33.5ft (10.3m)
Rear 2.5ft (77cm)
Runnning 42ft (13m)
#6は合計82ftで25m。#7は90ftで27.4m・・・これは単純にランニングが長いのか、テーパーデザインの比率維持なのかよくわからん。とりあえず、比率が同じと仮定したらこうなる。

■Scientific Anglers Super Intermediate #7(計算値)
Length 90ft (27.4m)
Front 4.4ft (1.3m)
Belly 36.8ft (11.3m)
Rear 2.7ft (85cm)
Runnning 46ft (14m)
★有効数字で若干ずれると思う。

非Running Line比率を比較するとScientific Anglersが13.5mで、AIRFLO 6th Senseが14.1m。どちらもロングベリーにしているわけだが、AIRFLO Sixth Senseがよりロングベリーになっている。

だからどうだってのはよくわからないが、多分、ロングベリーの分ぶっ飛ぶんだろう。去年買ったFloating Lineはこういうデザイン。
■AIRFO RIDGE DISTANCE #7
Length 105ft (32m)
Tip 1ft (30cm)
Front 7ft (2.1m)
Belly 30ft (9.2m)
Rear 10ft (3m)
Runnning 57ft (17.5m)
ベリーが14.8mとそりゃよく飛ぶわな。


さて、ラインの解説はこの辺にしておいて、Midge pupaの釣り(アカムシだからlarvaと思われがちだけど表層をクネクネと泳ぐのはpupaなんだよね)ではシンキングリーダーで沈ませすぎても魚に無視されるし、風が吹くとラインが流されてうざいことになるのでこのIntermediateはFloatingとは違う使い方が出来るだろうと考えている。

これでラインがFloating, Intermediate, Type IIIのST,Type VIのSinking。
Sinking LeaderのIntermediate, Fast Sinking, Extra Fast Sinkingがあるので実はさらに悩むことになる(笑)。


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