ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

中層のミッジング

2009-08-12 11:12:33 | 釣り
魚が深みからダッシュしてライズ、そして潜っていくという現象が深い止水(関西の比較的深い止水)で見られます。これに対してドライフライを浮かべても反応がありません。これは浮上中のミッジに追いついたのが水面だったためで、水面のモノを狙っていなかったと考えてます。
実際、深場から水面直下で脱皮直前にクネクネ動くピューパを狙える・見えるか?と考えると少し無理があると思います。魚が浅いところに入ると視野に入ると思いますが、少しでも波立つと深場から見つけることは不可と思います。
通常、フローティングラインにミッジピューパやソフトハックルを引いてくるイマージングステージというのが表層に出ないときの定番ですが、魚の居る層(棚)が水深3mより深いと魚に見つけてもらえないと思います。
魚が水深3mより沈む条件は
・水が澄んでいて直射日光がきつい。
・高水温で水温躍層ぎりぎりに居る。
・低水温で底に沈む。
のいずれかと考えています。
深みにいる魚にすると底から浮上するミッジピューパが目前を横切る。魚はダッシュしてそれを追うでしょう。ミッジピューパでない何かの生物であっても追われると逃げます。逃げるとそれを喰らうのが捕食者の本能です。
このステージを演出するために最近はインタミにシンキングリーダーの組み合わせで狙っています。魚が比較的浮いている(見える)時はフローティングラインを使いますが、浮いていないときはインタミが確実に水面下を探ることが出来ます。
シンキングリーダー(ポリリーダー)と組み合わせると確実に先端が沈む「ユニフォームシンク」型のフライラインになります。カウントダウンで棚を狙えるというメリットはかなり良好な様で、先日のなごみの湖で実感できました。
さらに上述の「逃げるモノを追う」という本能は効果的だった様で、つり下げるだけの釣り方よりも釣果を上げられました。さらに中層で追ってるモノや喰おうとするモノがミッジというところにフライの愉しさがあります。
シンキングラインにマラブー。これに効果が無いときもあります。なんとなくシンキングラインの引っ張りは大きなフライを付けたくなりますが、小さいフライも忘れないで試すと面白いかもしれません。


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