ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

ダビングとリビングの組合せをMSCでやってみた。

2010-02-14 16:18:27 | 釣り
ニンフはダビング材をピックアップしてボサボサさせるのだが、これがうまくダビングしておかないとピッキングでボサっと抜けてしまう。
ワイヤーでリビングするとボサっと抜けるのを少しは押さえることが出来る。ダビングツイスターでシェニールやヤーンっぽくするとボサっと抜け落ちすることはかなり押さえられる。
そこで、ダビングとリビングが組み合わされたフライと言えばMSCなので、ちょっと組み合わせてみた。
TMC100#12をセットして糸鉛を巻いてスレッドで巻き止めた。

後方に伸びたスレッドは糸鉛の隙間にスレッドが挟み込むのを防ぐ。
なお、糸鉛は巻いたらシアノアクリレート(瞬間接着剤)で固定。スレッドでグルグル巻きしておくのは下巻きを兼ねている。

テイルを取り付ける。
今回はゴールデンフェザントのボディフェザーのマラブーっぽい所を使った。
これはマラブーでもコックネックハックルの根元でもいい。フワフワしてたらいい。

長すぎるから適当にむしって短くする。ストリーマならむしらなくてもよい。

リビングのカッパーワイヤーを取り付けてからダビングする。
スレッドにダビング剤を縒りつけて巻いていく。これは強い目に縒り付けて下巻きにする。

一往復したらダビングループの基を作って、ダビングしたスレッドをヘッドに巻いていく。
結果的に一往復半の強いダビング。※片道ダビングでも良い。

ダビングループのスレッドそれぞれに強くダビング材を縒り付ける。
これは挟むダビング材の滑り防止。ワックスでも良い。

スレッドのダビング材(薄色)と異なるダビング材(濃色)を挟んでツイスト中。
(目玉クリップを使うと挟みやすいかもしれないね)

リビング用のワイヤを一緒に縒る。(ピントは手前にあってる)

ワイヤとダビングツイスト(モヘア)を縒ったものをボディに巻いていく。

ヘッド手前まで巻き終えたところ。

ヘッドを作ってほぼ完成。適度にピックアップすると下のようになります。
ボディからリビングワイヤも見えています。
ぼさぼさ感といい、これで一応完成。





ピックアップにはTMCのダビングブラシが有用ですが、これはホームセンターでワイヤブラシを買ってきてその先端を百円ショップの筆の穂先と交換したら同じようなモノが出来ます。または電子工作用の小型ワイヤブラシってのも(中々売っていませんが)格安です。

このワイヤとタイイング素材を一緒に捻ってから巻き止める方法は次のフライに有効です。
・フランク・ソーヤーのフェザントテイルニンフ
これ、フェザントテイルを巻いてからリビングするよりもフェザントテイルとワイヤーに縒ってから巻きやすくなりますし、リビングワイヤが目立ちすぎません。

・ピーコックハールボディのニンフ
ピーコックハールをスレッドに縒りつけただけじゃスレッドが切れたら壊れるし、どうせ上からリビングするのだから先にワイヤに縒っておく
・・スレッドに縒ってからワイヤに縒る。
・・ワイヤに直接縒る。
どちらでもよいが、ピーコックハールは切れやすいから前者をよく使っている。


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