ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

ファブレス 3次産業 生産性(駄文メモ)

2008-01-27 23:33:55 | Weblog
ファブレス企業のメリットは設備投資が要らない(極端に小さい)ことだ。アイデア中心で、マーケティングに長けて、ブランドがあるとものはよく売れる。
Apple、任天堂、これからのSONY、Nokiaも含められるかも知れない。
製造(生産)技術・技能、プロセス技術、材料技術への深い造詣も知識も不要。むしろアイデア一本勝負。ソフト・使い方で勝負ってところかな。設備投資をしている「メーカー」を酷使して売上・利益・株価が上がっている。基本的には搾取系・植民地型かな。狩猟・海賊系って考えも出来るが。
だが、全てが海賊になったら誰も何も作らないからモラルも低下するし技術力は枯渇する。

3次産業(金融)に重点を置いた英国・米国。本来の価値を「テコ(予想利息)」で実態以上に金が動いた。簡単に現在のサブプライムとかのバブルは自分の資産価値以上でギャンブルをやったら何れ誰かが破綻する。あなたの持ち金100万円を考えてみよう。100万円を担保に年利1%で400万円借りて500万円で資産運用してみよう。年利2%に投資すると元金100万円だと1年後に102万円だが、500万円の運用だと510万円になる。でも400万円は借金で404万円返さないとイケナイ。結局510-404=106万円になる。先の102万円と比較すると4万円儲けたことになる。ここで決算せずに自分の金と勘違いしてさらに運用したりするとバブルだ。実体経済を越えた資金が回り出す。金・原油同じ事だ。
実体経済の数倍を超える規模の資金が回るとみんなが幸福な感じになるが、いずれどこかに借金を返す必要が生じる。誰かがその回転場から資金を引き揚げ出すと最後に残ったモノがババを引く形になる。恐らくそういう感じで今後数年はやばいんじゃないかな。

生産性の向上。
これを単位時間あたりで考えてみよう。
A)生産数量の倍増
B)高付加価値化
Aは在庫増大ですね。豊作貧乏も同じ。パン作りで考えてみましょう。何かの発明で1時間に10個できていたパンが20個になる。労働時間は同じだから(材料費は除外)生産性は倍増だ。だが、市場にパンが溢れると在庫増大で今度は価格破壊(アダムスミスの見えざる手)が生じる。単純に考えると価格半減なので労働生産性はチャラになってしまう。(本当は材料費等でそうではないけどね)

Bは個数削減でも構わない。付加価値を認められたら価格倍増も可能。そうなると販売数量が半減してチャラ。技術者としてはこっちに移行すべきでしょうね。だが、買う人は限られているのでマーケットそのものは小さい。

結局労働生産性を上げろと言ってA)大量生産商品が増えても、B)高付加価値商品(例えばフェラーリ)が増えても景気は良くならない。Aは景気が悪くなるとデフレで、Bは不況だと全く売れない。

必要な政策は供給量を増やすことではなく需要を増やすことだ。
所得税減税が有効でしょうね。
消費税率を維持していても需要が増えたら消費税収入が増えるのでおそらく減税部二乗の税収入になるでしょう。ってこの辺Sim Cityや信長の野望でやったような(笑)。

あ~駄文だ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。