ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

エルピーダ考

2012-03-02 23:54:21 | Weblog
会社更生法を申請したエルピーダ。真の理由を考えてみる。
このサイトの内容で一番怖いのはこれだ。

最近の高速な製品の設計には職人的な設計技術が求められる。また、そういった繊細な製品をまともに量産するには大量の試作品が必要で、それに億単位の費用がかかる。そして、会社の規模が効いてくるのがこの部分だと。確立されていない技術に対してどれだけトライアンドエラーを繰り返すことができるか。たくさん失敗した分だけ、早くノウハウを得ることができる。資金力で勝る韓国メーカーは、この部分のアドバンテージが大きかった。

これ、太平洋戦争に似ていませんか?大和魂、武士道で勝つ!って不可能です。

1990年代の終わり頃、バブル崩壊と共に経営者に寄る一つの決断が国内の半導体メーカーに下された。
一旦実を屈して力を貯めて捲土重来する。

だが、これは夢物語でした。次世代半導体の製造装置である露光機メーカー、真空装置メーカーは納入先を逸した。当然、ダンピングされながら最先端装置は韓国と台湾に流れた。
また、次世代半導体開発体制も削減(リストラ)。技術者は三つに分かれた。
1. 祖国に残る。色んなしがらみがある。お呼びがかからない
2. 週末技術指導バイト。
3. 転職(海外赴任)

半導体産業はレースみたいな物だ。周回遅れを取り戻すのは容易ではない。そのままじり貧となった。

ココに書いてある通り、

そのため政府は半導体産業に対して尋常ではない支援を続けていた。法人税減免、補助金、人材育成、為替誘導。。。富の奪い合いが戦争の本質だとすれば、はっきり言ってアンダーグラウンドで行われている戦争である。こういう中では韓国とかぶる汎用DRAMではとても儲けることはできない。

軍隊が動くだけが戦争ではないのですね。ま、歴史を振り返ると、隣の芝生が青く見えるので俺にくれ。が戦争の原因ですので、実はここ二十年程の極東は戦争状態とも言えます。

S社がK国からダークマネーを含めて注入されていると聞くし、「民主共和国ではなくS社共和国だ」ってのある。裏資金がある国策企業は強いよね。
でもこれって正義?もしかしたらとんでもない事が起こったり・・・。


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