サブプライム問題。返済能力のない人AにBが金を貸した。貸し手Bの資金は世界中からチョロチョロ集めたモノだ。
Aが返済しないよぉ~できないよぉ~と開き直るとBは貸した金が焦げ付く。
だが、Bはそのリスクを鑑みて保険をかけていたはずだ。その保険が世界中に分散していたと考えたらよい。つまりBは損をしないで損を世界中に撒き散らしたことになる。
さて、この世界中に散らかった負債を最小限にするには・・・。
負債の引受先の金融機関は国などに低金利を要求する。借金の金利が低いと気が楽になるし、巨大金融機関を潰せないからその無理が通る。だが世界中が低金利になると金利以外の所に資金が流れる。既に流れ出しているが。
まずは原油。NY市場で1バレル百ドル弱と高騰。そして金も高騰。他に大豆とか珈琲とかは調べ切れていないがそろそろ上がるだろう・・・・。
気が付くと株とか債権ではない市況商品の価格が上がる。実体経済とは別の商品価格の高騰が始まる。ほとんどインフレに近い。既にジワジワと商品価格の上昇が生じている。
インフレに近いと書いたのは受給曲線にそった挙動ではないし、在庫削減効果によるものでもないからで、深い意味はない。
私は経済学の細かいところは判らないが、いずれにしても商品価格上昇が始まる。
さて、商品価格が上昇するということは貨幣価値が低減することである。これはインフレだ。ハイパーインフレは第一次世界大戦直後のドイツで発生した。
たしか朝のコーヒーが百マルクで夕方は千マルクとか。そしてモノを買うには紙幣をトランクに詰めて・・・。一万マルクを1マルクにするとかで騒動を収めたと記憶している。(細かい数字を揶揄しないこと)。原因は敗戦賠償金を紙幣の大量印刷で賄ったからだ。
ドイツの話はおいといてインフレで紙幣価値が低減すると借金が小さくなる。
簡単にガソリンがリッター百円だったとしよう。それが半年後に千円になったとする。ものすごい大変なことだが、あり得る話だ(なお、油田が無くなったとかそういう要因で高騰したのではなく、インフレで価格高騰したと考えて欲しい)。
千円の借金はガソリン10リッター分だったはずだが半年後にはガソリン1リッターの価値しかない。ガソリンの価値は変わらない。これは米とか大豆でも良い。
ガソリン等の商品を単価に考えたら紙幣の価値低減で借金が圧縮されているわけだ。
そして上に書いたように低金利を維持(仮に0金利としよう)すると今の千円は半年後も千円だ(これはDCFの元)。
つまり価格上昇率が金利を上回ると借金が圧縮される。この作戦は国家が採用する。公共事業の借金を小さくするためあえて低金利とする。
おそらくクリスマス商戦をきっかけに価格上昇が目に見えてくるだろう。だが金融機関を守るというお題目で世界中が低金利になる。
この矛盾で消費財でない(ガソリンは保管できる)商品を買い込むことその権利を買うこと(先物か)が有効になるだろう。なれば株も何となく見えてくる。
なお、先にモノを持っている方が強いというのはモノを土地にすれば昭和の日本。
Aが返済しないよぉ~できないよぉ~と開き直るとBは貸した金が焦げ付く。
だが、Bはそのリスクを鑑みて保険をかけていたはずだ。その保険が世界中に分散していたと考えたらよい。つまりBは損をしないで損を世界中に撒き散らしたことになる。
さて、この世界中に散らかった負債を最小限にするには・・・。
負債の引受先の金融機関は国などに低金利を要求する。借金の金利が低いと気が楽になるし、巨大金融機関を潰せないからその無理が通る。だが世界中が低金利になると金利以外の所に資金が流れる。既に流れ出しているが。
まずは原油。NY市場で1バレル百ドル弱と高騰。そして金も高騰。他に大豆とか珈琲とかは調べ切れていないがそろそろ上がるだろう・・・・。
気が付くと株とか債権ではない市況商品の価格が上がる。実体経済とは別の商品価格の高騰が始まる。ほとんどインフレに近い。既にジワジワと商品価格の上昇が生じている。
インフレに近いと書いたのは受給曲線にそった挙動ではないし、在庫削減効果によるものでもないからで、深い意味はない。
私は経済学の細かいところは判らないが、いずれにしても商品価格上昇が始まる。
さて、商品価格が上昇するということは貨幣価値が低減することである。これはインフレだ。ハイパーインフレは第一次世界大戦直後のドイツで発生した。
たしか朝のコーヒーが百マルクで夕方は千マルクとか。そしてモノを買うには紙幣をトランクに詰めて・・・。一万マルクを1マルクにするとかで騒動を収めたと記憶している。(細かい数字を揶揄しないこと)。原因は敗戦賠償金を紙幣の大量印刷で賄ったからだ。
ドイツの話はおいといてインフレで紙幣価値が低減すると借金が小さくなる。
簡単にガソリンがリッター百円だったとしよう。それが半年後に千円になったとする。ものすごい大変なことだが、あり得る話だ(なお、油田が無くなったとかそういう要因で高騰したのではなく、インフレで価格高騰したと考えて欲しい)。
千円の借金はガソリン10リッター分だったはずだが半年後にはガソリン1リッターの価値しかない。ガソリンの価値は変わらない。これは米とか大豆でも良い。
ガソリン等の商品を単価に考えたら紙幣の価値低減で借金が圧縮されているわけだ。
そして上に書いたように低金利を維持(仮に0金利としよう)すると今の千円は半年後も千円だ(これはDCFの元)。
つまり価格上昇率が金利を上回ると借金が圧縮される。この作戦は国家が採用する。公共事業の借金を小さくするためあえて低金利とする。
おそらくクリスマス商戦をきっかけに価格上昇が目に見えてくるだろう。だが金融機関を守るというお題目で世界中が低金利になる。
この矛盾で消費財でない(ガソリンは保管できる)商品を買い込むことその権利を買うこと(先物か)が有効になるだろう。なれば株も何となく見えてくる。
なお、先にモノを持っている方が強いというのはモノを土地にすれば昭和の日本。
ま、物を持つのは良いですが、売り抜けてなんぼですからねえ。先物の世界はゼロサムですから誰かがババを。最後にはそれと関係ない人々が金払う構図ですけどね。
サブプライムローンとネズミ講はどこが違うのか?
サブプライムローンとは、結局は「身の程知らずに、家を買いたいというバカが限りなく存在する、だから住宅価格は絶対に下がらない!」という「ネズミ講」と同じ代物では当初から小生考えていましたが、この考えは間違っているのでしょうか?どうかご教導のほどお願いします。
土地、石油、ワンルームマンション・・・とウルサイ電話は同じように撃退していました。
しかし先物も下記条件であれば拒絶するモノではないと思っています。
・細かい単位で買うことの出来る
・自分で所有することが出来る。
・証拠金にレバレッジをかけない。
むしろ手数料を見ると・・・。
ここで業者の甘言に引っかかるとアレですけどね。
投資と投機と貯蓄。微妙ですね。
さすがに鋭いご指摘です。私は詐欺師集団に見立てていましたが、ネズミ講も同じですね。ネズミ講への出資者が欧米の主要金融機関であったことが問題の根を深くしています。
リスクの混じった債権を集めて見た目低リスクにするなんてことを金融技術といって誇示していた所はBIS規制で悲鳴を上げていた日本とどこが違うのか、私には判りません。
この日記での私の悪い予感は「物価上昇で低金利」なんです。その予感を自己分析したらこうなったというわけで、それなりに関連づけられてビビっているところが本当のところです。
物価上昇率と金利が等しければ、今日1万円で買えるモノは来年の今日は1万円+金利の価格になっているはずなので、混乱は生じないと思います。もし金利が物価上昇率よりも高くなればこぞって貯金するでしょう。悪い予感が当たると景気は一気に萎みますね。金融機関を維持するために出血を止めた。だが出血を止めるために首を絞めたため脳味噌が酸欠になって全身が機能障害を起こす。
こういう悪い予感です。
なお、今回の騒動とNTTの株放出時が同じ構図に見えます。
当時は次のように思っていました。
「初期値が高くても放出量が増えると価格が下がるもの」
「価格低下が配当を下回ったら意味ないのでは?」
一方サブプライムは
・住宅を買う人の数と資金は有限。
・住宅は着工数が増えれば行き渡る。
・行き渡ったら価格が低下する。
・購入価格を下回って売却・・・
バブル崩壊直前に土地を買った人がバブル崩壊の給与低下等で返済能力を失ったら不良債権でした。
日本の金融機関が「熱きに懲りて膾を吹く」だったらよいのですが・・・。ここで円高政策でモノを安く買ってその金で来たるべき食糧危機に備えるほうが重要じゃないかな?と大局的考えも思いつきます。円安で輸出企業が・・・って円建てじゃなくドル建てだったら関係ないですし、まだ円建て決済か!と思います。
いずれ無駄使いをやめましょう(笑)。