京都駅ビル

奈良からだと旅行って訳じゃないけど京都駅ビルの空中歩道です。少しSTARWARSの様なSFっぽさがあります。左側のガラスが磨りガラスになっているのは南側のHOTEL GRANVIA の客室が覗けないようにするためでしょう。
五山送り火をここから見るとよくみえそうですが、ビールを飲んだりできないでしょうからいまいちでしょうな。
なお、ここから京都の町並みが見えますがいわゆる京都らしさは全く感じられません。ちょっと前なら本願寺の屋根が見えてたのですが今は工事中ですし、京都タワーは恥ずかしい。
自由気ままに開発したからこれじゃ観光都市にはなりませんな。
まがい物と言われるかも知れませんが、外観は京風町並みを維持できるように黒い瓦屋根と白い漆喰壁と黒い柱。モノトーンを基調にして欲しいものです。そうすれば紅葉も映えると思います。
駅ビルのてっぺんから南側を見ると逆光だから忌々しいものは見えませんが、北側を見るとはっきり言って恥ずかしいです。

日本国中の新幹線停車駅から見える景色が殆ど変わらない事に満足している人は一体だれなんでしょう。
そりゃ各駅それぞれ微妙に違いますけど、駅前にロータリーがあって道〔幹線道）を挟んだ向こう側にデパートとホテルがある。その建物はそれぞれが独自に好き勝手に設計しているから統一感はありません。建坪率だけじゃないと思います。そしてビル壁面に掲げた巨大な看板〔例えば●かさ生活とか）。この見苦しさが京都の観光地としての魅力を下げていることに気づかないのでしょう。

京都を和風とか雅などを想像して（期待して）京都駅にたどり着いた人は強烈に失望していると思います。だから観光客が年々減少していると考えています〔奈良も同じ）。紅葉を見るとか神社仏閣を見るというSPOTは良くてもそれ以外は単なる日本の街です。観光客が町並みを散策して感動できるようなものじゃありません。
一方、パリなどはモダンだけじゃなく旧街路を残しています。中身は最新でも外観は古いイメージを確保する。こうすることで散策する人が心地よくなるのです。よって散策する人が増え、Cafe等が儲かるという仕組みです。

奈良も京都も町並みを大切にして欲しいものです。
・・・京都駅は関空っぽいから早く建て直さないかな(笑)。