ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

杞憂と思考放棄

2011-04-12 08:03:36 | Weblog
杞憂とは杞の国に住んでいたある男が「天が落ち、地が崩落して身の置き所が無くなってしまったらどうしよう」と心配したら(憂いたら)、夜も眠れず食事もとれなかった、という故事に基づき、極端な心配性や取り越し苦労を意味する。
だが、小惑星の落下はある。小惑星の落下による津波は「小惑星の直撃」より可能性が高い。
その場合はどうするのか。心配するのではなく、想定して手を打っておく。
まるで預言みたいだが「有り得ない、杞憂だ」と思考放棄するよりましだ。
なにも堅固な防御壁を準備するのではなく、様々な手段をバックアップできる様にする事だ。
非常電源、水、圧縮空気等ユーティリティーと呼ばれる一連のシステムを複数系にして、予備を持つ事が大事。

しかし、こういう非常事態を想定すると、「事故が発生するのですね。」と揚げ足をとる馬鹿が必ず出てくる。
この馬鹿どもはこうも言う。

事故が発生しないようにしなさい。
事故が生じるという誤解を与えないようにしなさい。

単なる精神論。

そして緊急対応予算を削り、「事故は有り得ないし、万全のバックアップ体制で万一を回避できる」という。
誰も検証していない。
杞憂の男の様におろおろするのではなく、「もし、そうなったらどうするのか」とかわすことを考えるべきだ。
結局それをしなかったがためにチェルノブイリと同等扱いとなってしまった。

おまけ
チェルノブイリ・アント
というフライパターンがある。放射能で巨大化した蟻。という設定。
実際は水面に落ちたちょっと大きめの虫(コオロギとかバッタとか色々)のお遊びパターン。

次はフクシマ・ミッジ というありがたくないフライパターンが英国から出現しそう。
ま、でかいラーバパターンの総称になるかもしれない。

やだねぇ。

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