深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

それをやる理由(わけ)

2010-05-19 16:06:55 | 業界のウラ事情
世の治療院やヒーリング・サロンが掲げるメニューにはいろいろなものがあるが、そこがそれをやっているのには、表向きとは違う別の(あるいは本当の)理由があるのかもしれない。

以下に引用するのは、別に頼んだワケじゃないのにいつからかセミナー案内のメールを送ってくるようになった、成城トータルコンディショニングの森本知行さんという人からの5/15のメール。
こんにちは。

成城トータルコンディショニングの森本です。

きょうは、あまりためにならないお話かもしれませんが、
まあ、こんな見方もあるんだ、という感じでお読みください。

私が思う施術者にとってのO脚矯正の利点のひとつに「かぶらない」
もしくは、「かぶりにくい」ということがあります。

ここでは、「かぶる」という言葉を、状態の悪いお客さんを施術した際に
施術者の体調が悪くなる、つまり、お客さんの不調が施術者に移る
、という意味で用います。

かぶる程度は、人それぞれだと思いますが、状態の悪いお客さんや、
精神的に病んでいるお客さんが続くと、どっと疲れますよね。

「腕のいい施術者は短命だ」とよく言われます。
重症な患者さんが集まってしまうからでしょうか。

この「かぶる」、「かぶらない」という観点からすると
O脚矯正はかぶりにくいメニューのひとつです。
O脚のお客さんは、体の不調が無い、もしくは比較的少ない若い女性が
多いからです。

かわいくて明るい女性だったりすると、こっちが元気なってしまったりもします。
施術者がお客さんから元気をもらうようでは失格ですが、
僕も人間なので、そういうこともあります。 お許しください。(笑)

ですので、治療系のお客さんの合間に、O脚のお客さんが時どき入ると、
カラダ的に楽になります。

以前は、O脚が治るか治らないか、施術をやってみなければ分からない
一般的なO脚矯正をしていたので、その点での不安があったのですが、
現在は、初診時にどの程度改善するのか判断できるメソッドを開発したので、
精神的にも、カラダ的にも、非常に楽なメニューとなっています。

今回のメルマガの内容は、ネタとしてはずっと前から考えていたのですが、
「施術者にとって楽」という考え方が、不謹慎だととらえられる可能性が
あったので、公開しないでいました。

ただ、やっぱり僕にとっては、結構大きな利点のひとつなので、今回
言ってしまうことにしました。
まず1つ素朴な疑問として、「かぶる」ってこんなふうに使うんだっけ? メニューが別の院やサロンとバッティングするという意味で「かぶる」と言うならわかるけど、「状態の悪いお客さんを施術した際に施術者の体調が悪くなる」のを「かぶる」と言うのは、私は聞いたことがない(よく「もらっちゃう」というのは聞くけどね)。

ま、それはそれとして…この森本センセ、O脚矯正をする理由が「O脚のお客さんは、体の不調が無い、もしくは比較的少ない若い女性が多いから(中略)治療系のお客さんの合間に、O脚のお客さんが時どき入ると、カラダ的に楽に」なるから、というのには、まったく“恐れ入谷の鬼子母神”だ。

少なくとも、森本センセのやってる成城トータルコンディショニングのHPを見る限りでは、とてもそんなふうには見えないけど、もしかしたらそこは他の院やサロンじゃ考えられないような重~い症状を持った患者が異様に多いのかもしれない。だから、何も知らない人間がこんなところで勝手なことを言うのもナンだけど──

(私の場合、人一倍鈍いのか、そういうことはほとんどなかったが)確かに「デビューしたての頃、治療していて患者さんの持っている“悪いもの”をもらっちゃった」という話は聞く。ただ多くの場合、しばらくたつと自然にそういうものを避ける術(すべ)のようなものが身について、患者から「もらっちゃう」ことはなくなっていくようだ。逆に、いつまでたっても「もらっちゃう」ような人って、そもそも治療家(あるいはセラピスト)としてどうなんだろう?

だから森本センセのO脚矯正の技術がどれほどのものかはともかく、とてもじゃないが98000円も払ってそんな人のやる1日セミナーを受けに行こうなんて、私は思わない。

もっとも私、最初からO脚矯正なんかには興味ないんですけどね。

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4 コメント

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私もO脚矯正には興味ありませんが (ひろ)
2010-05-20 10:12:18
きっと漢字の読み方の問題なんだと思います
「被る」の読みを「こうむる」と「かぶる」と使い間違えたんじゃないでしょうか?
どちらも漢字で書けば(送り仮名も含めて)同じですからね

「施術者にとって楽」という意味も
「儲けるのが楽」と解釈した方が納得できそうです

それはそうと・・・
私も「もらって」頭痛がしたことがありましたが(思いすごしかもしれませんが)
最近ではクライアントのここが痛いんじゃないかな?という部位に痛みとも違う感覚を覚えることがしばしばあります

ひょっとしたらシンクロ率が高くなったのかなと喜んでおります(笑
返信する
そういうことですか。 (sokyudo)
2010-05-20 10:28:47
>ひろさん
>「被る」の読みを「こうむる」と「かぶる」と使い間違えたんじゃないでしょうか?

なるほど、そういうことですか。納得

>最近ではクライアントのここが痛いんじゃないかな?という部位に痛みとも違う感覚を覚えることがしばしばあります

私もクラニオをしていると、しばしばそういうことがあります。
ただそれは手を離せば消えるものだし、森本センセの言うような「施術者の体調が悪くなる」といったことはありません。それはつまり

>ひょっとしたらシンクロ率が高くなったのかな

ということなのでしょうね。
返信する
今さらですよね~ (ひひひろひろ)
2010-05-20 23:55:48
O脚矯正は今時どこの整体院や接骨院でもやってたりするので、いまさらセミナーまで受講したいとは思わないです。
それこそ他院とキャラがかぶりますし。
いや、そもそもセミナー受けなくても、普通に変化させうるタイプのO脚の矯正くらいだったら既に開業されてるくらいの人なら普通にスキルとして既にお持ちだろうと思うのですが?
それでもセミナー受けたいという人、いるんでしょうか??

一応、O脚矯正を施術のメインに据えることのメリットを考えてみると、治療の目標設定がしやすい・・・というのがあるかと思われます。
目標設定とか目標の到達度とかをハッキリさせておくというのは、クライアントさんのリピートを促すには、、、やはり大事なことなんでしょうねぇ。
返信する
メリットは… (sokyudo)
2010-05-21 08:38:39
>ひろひろひろさん

治療院でO脚矯正をやるメリットは、むしろO脚矯正ということで来てもらい、そこでその人の体の本当の問題を探し出して治療に結びつける、というところにあるような気が、私的にはします。
そういう意味で、「O脚のお客さんは、体の不調が無い、もしくは比較的少ない」と言ってしまうのは、何か底が浅いな…と。
返信する

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