仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

7月22日の寫眞

2006-07-22 18:31:03 | 日々雜感
「男たちの大和/YAMATO」を觀にいつて、歸つて來たのが午後3時過ぎ。
留守番をしてゐた愛犬・穗高が、きゆうんと鳴いた。
散歩はまだかと催促してゐるらしい。
嫁はんが穗高のリードを持ち、私はカメラを持つて散歩に出た。



鷄頭といふ花がいつの季節の花なのか、私はよく知らない。
正岡子規に、「鷄頭の十四五本もありぬべし」といふ末期の句がある。
結核患者が死ぬのは冬が相應しいと勝手に思つてゐたのだが、どうやらさうではないらしい。
黄色い鷄頭と赤い鷄頭が咲いてゐた。
赤いのは珍しくもないので、黄色いはうを撮つてみた。




きのふ撮つた寫眞のうち、太陽の光が透けてみえるやうなものが氣に入つたので、再チャレンジ。
何といふ樹木かわからないが、葉の色が爽やかな木があつた。
この木の葉に日の光が透けると、とても綺麗な色になる。




今年は妙に赤とんぼが多い。
赤とんぼといへば秋だと思ふが、季節感が狂つてしまふ。
けふは朝から雨も上がつて、蒸し暑い。
どうやら、やうやく梅雨も明け、夏になるのかもしれない。
さう思つてゐたら、鹽辛とんぼに出會つた。
シオカラトンボといふと、子供の頃の夏休みを思ひ出す。
昆蟲採集では、オニヤンマを捕まへると尊敬されたものだ。
でも、シオカラはわざわざ採る價値もないほどたくさん飛んでゐた。
今年初めて見たシオカラ。
いよいよ夏が來る。



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4 コメント

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カメラ (仙丈)
2006-07-23 13:29:18
さとみさん



昔、それこそ30年以上も昔、小遣ひをためてニコマートといふニコンの一番安い一眼レフを買ひました。

その頃はそのカメラを山へも持つて行きました。

頑丈なカメラで、落したこと1囘、岩角にぶつけたこと1囘、それでも健氣に仕事してくれました。

いまはデジタルの世界。

そんな頑丈さは求めるべくもありません。

でも、その代はり、フィルムが要らないので、現像が要らない。

なので、以前はカメラ屋まかせになつてゐた部分を、自分の思ふがままに加工できます。

これこそ、デジタルの樂しみなのでせうね~



レンズが欲しい。

今度は單焦點の廣角レンズが欲しい・・・

でも、これ以上はヤバイかな(笑)



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いいなあ (さとみ)
2006-07-23 12:11:15
弟の一眼デジはCANONですが

ご機嫌とって借りてみたいような

しかし・・私は1度カメラ落として

壊した前歴があり、フイルムだと

どうしても露出など合わないと

粗くなってしまったりします。

働かざるもの食うべからず

買うべからず 我慢我慢です。

仙丈さんのお写真で楽しみます。
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わ、凄い! (仙丈)
2006-07-22 21:11:27
8ペンスさん



コメントありがたうございます。

私は「歴史的假名遣ひ&正字」變換ソフトを使つてゐます。

8ペンスさん、これだけの文でも變換ソフトなしでは大變だつたのではないでせうか?

凄いです!

寫眞は、大昔、中學生の頃、好きでした。

最近、デジタル一眼レフカメラを購入してしまひ、それ以來、レンズは買ふは、レンズは買ふはで、嫁はんの冷たい視線に耐へつつ、寫眞を樂しんでゐます。



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Unknown (8ペンス)
2006-07-22 21:05:16
いつも舊假名遣ひの記事を樂しく讀んでゐます。また寫眞もご趣味なんですね。綺麗な畫像に見入つてしまひました。



というわけで、私も旧仮名遣いで・・・
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