【大相撲名古屋場所】 ９日目 ： 千代大海 ○－● 朝青龍 （引き落し）

けふは面白い一番が多かつた。
なかでも千代大海が朝青龍を破つた一番が印象的。

立合ひ、千代大海が突つ張つて、一氣に朝青龍を土俵際まで押込んだ。
俵に足がかかり、こらへる朝青龍だが、足が揃つたところで、千代大海がタイミングの良い引き落し。
朝青龍は足を送ることが出來ず、前にバッタリと倒れてしまつた。
ベテラン大關・千代大海が自分の相撲を取り切つた一番だつた。


＜その他の一番＞

山本山●－○若荒雄（引き落し）

物言ひがついて取直しとなつた一番。
相撲を取る前に、すでに息があがつてゐた山本山。
廻しの結び目が緩んだのを、次の一番のために控へてゐた出島が結び直してゐた。
こんなシーンを見たのは初めて。


日馬富士●－○琴光喜（はたき込み）

兩者ともに立合ひは良かつたのだが、琴光喜のはたき込みが決つた。
琴光喜の立合ひの壓力があつたからこそ決つた、はたき込みだらう。


相撲そのものとは關係ないのだが、けふは解説が面白かつた。
正面が元關脇・琴錦の荒磯親方、向正面が舞の海氏。
現役時代、琴錦がインタビューでよく話してゐたのは記憶にあつたが、かうまでよく喋るとは思はなかつた。
アナウンサーをそつちのけで、舞の海氏と會話をしてゐる。
これからは、もつと荒磯親方を解説に招いて欲しい。



＜全勝＞
横綱・白鵬、大關・琴歐州

＜１敗＞
大關・琴光喜


中入り後の取組 （Yahoo!スポーツ）