【第65囘 ライスボウル】 關西學院大學 ２８－３８ オービック

社會人日本一のオービックシーガルズが學生日本一の關西學院大學ファイターズを３８－２８で降し、２連霸を達成した。
これまでライスボウルでの通算勝利數は、京大と日大の４囘が最多であつたが、これでシーガルズはリクルート時代を通算して５囘目の日本一に輝き、最多となつた。

試合は、關西學院大の優勢で推移してゐた。
キックオフではいきなりオンサイドキックで攻撃權を獲得。
１Ｑにはオービックのパスをインターセプトして流れを呼び込んだ。

その流れが變はつたのが第４Ｑ。
１１－１７とリードを許してゐたオービックであつたが、ＱＢ菅原が一氣に４ＴＤを奪つて逆轉した。
自らのランで２ＴＤ、さらにＷＲ阿南、ＷＲ木下典へのＴＤパスを通して勝利を決めた。
關西學院大學は前半１４－３と大きくリードしてゐただけに、殘念な結果だつた。

＃１８ＷＲ木下は、立命出身の日本を代表するＷＲ。
この選手はＮＦＬヨーロッパで活躍してゐた選手で、私は彼がオービックにゐることを知らなかつた。
この試合でも彼の動きは別格で、こんな選手がゐるなんて反則だらう、などと思つたほど。
そんなチームと互角の戰ひをした關西學院大學は、試合には負けたとはいへ胸を張つてよい。
ちなみにスタッツを見ても、獲得ヤード數は關西學院大のはうが２ヤード上囘つてゐる。
關西學院大學の選手諸君の健鬪を讚へようではないか。