仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「日本古代史 謎と真説」 關裕二

2005-08-13 12:45:42 | 讀書録(歴史)
日本古代史謎と真説

学研

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お薦め度:☆☆☆☆


古代史の謎を概觀した好著。
筆者によれば、「古代史のコツ」は3つあるが、そのうちのもつとも大切なものは、「日本人にとつての神」だといふ。
「神」は「鬼」の屬性を持つものであり、「神=祟る恐ろしいもの」だと。

序章:日本建國前夜の謎
第1章:邪馬臺國とヤマト建國の謎
第2章:飛鳥の政變・大化改新の謎
第3章:古代史最大の内亂・壬申の亂の謎
第4章:天皇家を操つた藤原王朝の謎
第5章:呪怨の都・平安京の謎

この本を讀んで、古代史の謎を概觀した上で、關裕二の他の本を讀むと全體像が掴みやすいだらう。
古代史の謎への格好の入門書である。


2005年7月1日讀了



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