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お薦め度:☆☆☆+α
角川ホラー文庫なので、この作品のジャンルはホラーといふことになるのだらう。
私にはその邊りの定義がわからないのだが、まあどうでもよいことか。
主人公はリストラされた學藝員。
金澤郊外のホテル銀鱗莊に、亡くなつた女優・曾根繭子の資料室をつくるといふ話が舞ひこんでくる。
曾根繭子のファンだつた大林一郎の集めたコレクションは常軌を逸したものだつた。
繭子の下着や、繭子の使つたティッシュ・・・
資料室オープンへ向けて準備を進める主人公だが、次々に發生する奇妙な出來事に卷きこまれてゆく。
2005年6月27日讀了
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