『1Q84』(村上春樹)
8月23日読了
61歳になって初めて読み了えた本になりました。
1984年は僕が大学5回生だった年。
先に卒業した当時の彼女にフラれて寂しい年でした。
でもこの『1Q84』は1984年とは別の異世界。
青豆と天吾がふかえりの描いた「空気さなぎ」の世界でお互いを求め合う物語。
僕がなぜか惹かれたのは牛河。
青豆と天吾と反対側に属する人物で、青豆と天吾を追いかける役割を果たす。
元弁護士で異様な風体の男。
魅力的なところは何一つないのに、惹かれるのは不思議。
かつて妻と娘と戸建に住んで、小さな犬を飼っていたのに、妻に逃げられて独り者ってところが身につまされるのかも。
そういえば『ねじまき鳥クロニクル』にも牛河という人物が登場していた。
村上春樹のお気に入りのキャラなのかも。
ときどき現れるセックスシーンに違和感を覚えた。
天吾とふかえりの交接は物語の重要な要素だと思うけど、そのほかのはあらずもがな。
とにかく長い物語でした。
お疲れ様!
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