１１月６日（火）

いま、外は雨が降つてゐる。
我が家の前の道の側溝を雨水が音を立てて流れてゆく。
なんだか、若い頃、澤登りをしてゐた時のことを思ひだす。
いつもテントの外からは、かういふ音が聞こえてゐた。
思へば遠くまで來たものだ。
あの時の私は元氣であつた。
夜の雨は私にそんなことを思はせるので、どうにも氣が滅入る。（02:18）

先日、仲道さんのリサイタルのあとで友人と食事をしてゐる時に、「おまへは感情的な人間だ」といふやうなことを云はれた。
もちろん、自分では判つてゐることではあるが、人前ではなるべく感情を表にださないやうにしてきたつもりだ。
でも、古くからの友人の前では、さういふ假面を外してゐる。
この假面といふやつが曲者で、自分では假面のつもりが、いつのまにか顏に張りつゐたまま取れなくなつてゐるかもしれない。
さうした時に、私に對する周圍の目が私を苛立たせるのだらう。
そんなことを不意に思ひついた。
ああ、いつの間にか雨が止んでゐる・・・（02:46）

新田次郎の原作を横山光輝がマンガにした「武田信玄」を讀んでゐる。
４時になつたなあ、と思つた記憶はあるが、何時に眠つたかはわからない。
８時過ぎに目が醒め、８時２０分起床。
起動時間が少し前より短くなつて來た。
低血壓がマシになつてきたのだらうか。
外はどんより曇り空。
どうせ一日中家にゐるとはいへ、青空で朝を迎へたはうが氣持ちが良い。（08:44）

ひるすぎ、散髮に行つた。
６月２１日に行つて 以來、そのままだつたので、襟足が鬱陶しい。
前囘と同じやうな注文をしたのだが、今囘はマスターも異を唱へることなく、すつきりとして貰つた。
廻りの人は大丈夫ですか？と聞かれたけれど、もう何度目かのことなので、たぶん大丈夫。
でも、頭がかなり涼しくなつた。
これからの季節、頭から風邪をひきさうだ。
毛絲のキャップでも買はうかな。（13:37）