蒼い記憶文芸春秋このアイテムの詳細を見る |
著者名 高橋克彦 発行年(西暦) 2003
出版者 文春文庫 値段 500-600円
お薦め度 :☆☆☆☆
直木賞受賞作「緋い記憶」、「前世の記憶」に續く、高橋克彦の「記憶」モノ第3彈である。
以前に既に讀んだことがあるのを忘れて、また購入してしまつた・・・
1ページ讀んだだけで思ひ出したのだが、これも何かの縁だと思ひ、再讀した。
やはり素晴らしい。
全部で12篇の短篇からなるが、私が最も好きなのは、
「幽かな記憶」、「水の記憶」、「愛の記憶」である。
「愛の記憶」はわずか20ページたらずなのだが、以前にテレビドラマに使はれてゐたやうに思ふ。
筋書はここでは書かないが、この話には泣けてしまふ。
2004年1月31日讀了
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