仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「蒼い記憶」 高橋克彦

2004-04-05 18:38:56 | 讀書録(ミステリ)
蒼い記憶

文芸春秋

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著者名 高橋克彦   発行年(西暦) 2003  
出版者 文春文庫   値段 500-600円  
お薦め度 :☆☆☆☆


直木賞受賞作「緋い記憶」、「前世の記憶」に續く、高橋克彦の「記憶」モノ第3彈である。

以前に既に讀んだことがあるのを忘れて、また購入してしまつた・・・
1ページ讀んだだけで思ひ出したのだが、これも何かの縁だと思ひ、再讀した。

やはり素晴らしい。
全部で12篇の短篇からなるが、私が最も好きなのは、
「幽かな記憶」、「水の記憶」、「愛の記憶」である。
「愛の記憶」はわずか20ページたらずなのだが、以前にテレビドラマに使はれてゐたやうに思ふ。
筋書はここでは書かないが、この話には泣けてしまふ。


2004年1月31日讀了

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