やつぱりね

朝、職安に電話。
失業認定日を勘違ひして行けなかつたことを話した。
すると、電話に出た受付の人がかう云つた。
「それでしたら、いつもの申請書を持つて認定係のところで相談してみてください」

規則通りであれば失業認定は受けられない。
さうであれば、相談もクソもないし、申請書も不要なのではないか。
これは、もしかしたら事情によつては認定を受けられるのかもしれない。

かすかな希望の光を見たやうな氣がして、職安に出かけた。
しかし、窓口で認定日の勘違ひのことを話したが、かんたんにスルー、いともあつさりと認定されないと告げられた。

素晴らしい。
いや、皮肉ではなく。
事情によつて認定されたりされなかつたりするのは良くないと思ふ。
どこで一線をひくのか曖昧になつてしまふからだ。
前日までの聯絡なしに認定日に來ないものは失業認定されない。
それだけでよい。
シンプルイズベスト。

とは云ひながら、痛い。
所定給付日數のすべてを受給することになれば、今囘認定されなかつた日數分は給付が遲れただけと考へることも出來る。
でも、それまで失業状態でゐるなんて考へたくもない。
だとすると、今囘の失敗で２８日分の失業給付を受けられなかつたといふことになる。

簡單なチョンボでこれだけの額を得られなくなつた（無くした）經驗は初めてのこと。
あたりまへだが、世の中さうさう甘くないといふことだ。