仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「崇神天皇とヤマトタケル―三王朝交替の謎を暴く」 神一行

2006-12-31 08:21:29 | 讀書録(歴史)
「崇神天皇とヤマトタケル―三王朝交替の謎を暴く」 神一行
お薦め度:☆☆☆+α /
2006年12月10日讀了(再讀)


うかつなことに以前讀んだのを忘れてネットで注文してしまつた。
讀みながら、面白いほど頭に入つてくるので不思議だつた。
それはさうだらう、一度讀んでゐるのだから・・・
しかも、この事實に氣づいたのが、このレビューを書かうとしてゐる、まさにこの瞬間だといふのだから情けないにも程がある。

今囘讀んでゐて感じたこと。
三王朝といふのは、筆者によつて「葛城王朝」「近江王朝」「三輪王朝」と名付けられてゐる「王朝」のこと。
だが、九州からはるばる東征もしくは東遷してきた勢力が、なんでこんな狹いところで爭ふ必要があつたのかといふ疑問がむくむくと湧き上がる。
以前讀んだ時にも同じやうなことは感じたと思ふのだが、 以前書いたレビュー には書かれてゐないので、追記しておく。

ちなみに以前讀んだ時には評價は「☆☆☆☆」だつたが、今囘は少しダウンした。
新鮮さがなかつたこともあらうが、やはり上記のスケール感への疑問が大きい。



崇神天皇とヤマトタケル―三王朝交替の謎を暴く

学習研究社

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