＜サッカー＞ アジア杯 日本０－０韓國

正直に云つて、もう日本のサッカーにはがつかりさせられた。
うんざりだ、と云つてもよい。

９０分と延長３０分の合計１２０分のうち、ほぼ半分の時間を、日本は１人多い状態でプレーしてゐたのだ。
それでも得點できないとは、いつたいどういふことなのだらう。

私には專門的なことは判らない。
もしかしたら、駒落ち將棋のやうに定跡といふものがサッカーにもあるのかもしれない。
しかし、將棋で駒落ちでも勝てるといふのは、かなり實力に開きがある場合だ。
といふことは、韓國は日本よりもかなり實力があるといふことなのだらうか。

もしかしたら、さうなのかもしれない。
しかし、私には日本のサッカーの姿勢の問題のやうな氣がしてならない。
「姿勢」といふ言葉が精神論的すぎるといふのであれば、「戰術」と云ひかへてもよい。
１人多い場合にどうすれば勝てるのかといふ「戰術」。
絶對に勝つぞといふ「姿勢」。
この２つは密接に關はつてゐる。
おそらく個々の選手には「絶對に勝つ」といふ氣持ちがある筈だ。
しかし、その氣持ちがチームとしてのプレーに現はれてゐないと云ふことだ。
それを實際のプレーに反映させる術、それが「戰術」なのである。

阪神タイガースが横濱に完敗し、そのあとチャンネルをかへてサッカーを見た。
サッカーでストレス發散を期待した私が甘かつた。
１人多いプレーだとは思へなかつた。
プレイヤーの人數を數へたわけではないので、もしかしたら日本も１人減つてゐたといふことはなかつたのだらうか？
そんなバカなことまで考へたほどだ。

さて、これからの日本のサッカーは大丈夫なのか。
もつと強くするにはどうしたらよいのか。
專門家の皆樣で考へて頂きたいものである。