完封リレーで球團新記録！

ナゴドでの中日とのゲーム。
０－２で阪神が中日を完封し、９カード連續勝ち越しといふ球團新記録を樹立した。

先發は阪神が安藤、中日が野口。

ＴＶをつけた時には、２囘表ですでに０－１で阪神がリードしてゐた。
この囘、金本の３壘盜壘後、スペンサーが
タイムリー・ポテン・ヒットを放つたらしい。
中日の前進守備が裏目に出たとのことだつた。

その後、安藤、野口ともに好投を續け、兩チームともゼロ行進。
特に安藤は、ニュー安藤の名に恥ぢない？テンポの良いピッチングだつた。

均衡を破つたのは７囘表のタイガース。
先頭打者の金本が２ベースを打つと、次の今岡がタイムリー２ベースで續いた。
さすがは打點王、チャンスでの集中力には目を瞠らせるものがある。
これで野口はＫＯ。
安藤まで打順が廻つたお蔭で、安藤に代打・檜山。
安藤は６囘を３安打無失點に抑へてくれた。
投げた球數はわづかに７３球。
出來れば完封させてやりたかつたが、２點差から３點差に擴げ得るチャンスだつたので、やむをえないだらう。

７囘はウィリアムズが３者連續三振。
８囘は藤川が抑へ、９囘は久保田が抑へて、２點差のまま完封リレー。
「勝利の方程式」が完全に機能した。

印象に殘つたプレーは、２つ。
ひとつは、何囘だつたか忘れたが、鳥谷のプレー。
ショート前のボテボテの當り損ねの打球をダッシュして處理し、打者走者をアウトにしたプレー。
ダッシュそのものもたいしたものだつたが、捕球してから送球するまでの早さが素晴らしかつた。
もうひとつは、８囘裏のスペンサー。
あわや頭上を拔けやうかといふ大きな當りを、最後はフェンスに頭をぶつけながらキャッチ。
あの敢鬪精神は凄い。
阪神ベンチでは選手總出でスペンサーを迎へてゐた。
かういふプレーがでると選手達の氣合ひも高まるといふものだらう。

ヤクルト、中日との首位攻防６連戰を５勝１敗。
前半の大きな山場だつたが、これほどまでの好成績で切拔けるとは、豫想以上だつた。
４９勝３１敗３分で貯金１８。
殘り５７試合を３１勝２６敗で８０勝だ。

２００３年には、暫定的な優勝ラインを８０勝と想定して、５月１１日の段階でカウントダウンを始めてゐた。
當時のカウントは、あと５６勝からスタートしてゐた。
いまから思へば、なんとも氣のはやいことであつた。
それと較べれば、今年はすでに８０勝ならあと３１、８５勝でもあと３６だ。

といふわけで、伏せ字は續けたままながらも、８０勝までのカウントダウンを始めることにする。

８０勝まであと３１勝！