大阪・京橋 カンタービレ声楽教室のブログ

レッスンの話題を中心に書いています。

イタリアでのレッスン日記(7)

2011年01月17日 | イタリア・声楽レッスン日記(過去編)
マニフィカ カンタービレ声楽教室



※閲覧上のご注意:表現方法の違いがあったり、私個人に対するレッスン内容なので万人に共通する内容ではありません。

同じことを言っても言葉というのは時として180度ま逆のことを意味することもありますので、その辺りはご了承の上でご覧下さい。



日記を書くと「言葉」としてまとまると思います。
それって自分の中で深く理解するためだったりしますが、 たまに言葉として固めたくなくて、ここ数回のレッスンもそんな感じだったので日記にしませんでした。
またそんな回もあると思いますが、とりあえず再開です☆

まず、なんで固めたくなかったかというと、えてしてで苦手であってり、できていないことって思い違いをしている場合があると思うんです。
ここ数回の私はそんな気がしてきていて、それを見つけるためにすぐに結論を出すのではなく自分自身をじっくり眺めてみようと思ったのでした。

それで、毎回レッスンの進行と共に書いてきた日記ですが、今回は自分が思ったり、これから試してみようとか、自分の頭の中のことを書いてみたいと思います。

ときどきこう風に書くと、うまくなっていくことと自分の感覚の変化(思い違いの発見など) がどのように動いていったのかよくわかるのではないでしょうか?

自分が今までこうだ思っていたこと、または癖がたくさんついてるな~と今は思っていること、それは、 「前に!」或いは「当てるポイントがある」ということです。
時としてこの表現がとてもいいこともあると思いますが、今の段階の私が想像するのはよくない。
これを完全払拭しようと思います。

annunsare(嗅ぐ)ように。
そしてここのspazzio(空間)、この感覚を常に持ち続けることに気持ちを集中してみようと思います。

次にappoggiare(支える)
これは、絶対前よりできてます。
ただ、完璧じゃない。

私はlingua(舌)に力が入ったりするんです。
(この癖の人がそんなに多くないと思いますが、あごに力が入る人は同じことが言えるのではないかと私は思います。)
それはこの支えとも関係があるように感じています。

たぶんこれが私の最大の思い違いの一つじゃないかと思います。
私には「力を入れる」って感覚が絶対あると思うんですよね…。
「ferma(ストップ)」の感覚と共に、とにかくこれをごろっと変えてやろうと思ってます。

次に、これはマイミクさんからもコメントを頂いていたのですが、自分のものとしてなかったんです。
(なんと表現してよいやらわからないのですが…)

何の話かというと、高音を出すときなんですが、 「後ろが開く」ということ。

これです。
私の二つ目の思い違い。

というか、この思い違いをしていても高音が出せてた自分が信じられない・汗
(本当は高音と書きたくないけど、これ以外に言葉がない…)

とにかくこの「後ろが開く」の徹底的な染み込ませをしていきたいと思います。




最後に。

足すというより、いらないものは「捨てる」、そして180度逆なことでも思い切りよく変えるっていうことなんだと思います。

変化を恐れていたときもあったけど、今はがっつり捨てるし変身する気満々です(笑)
たまねぎを最後まで剥いてやるって感じだし、(後に何が残るんだ・笑)古い服はぜ~んぶ脱いで日本に帰ります!

この年まで歌を続けてきたから思うのですが、今勉強してたり、勉強し始めている人に私が先生として教えるなら、この気持ちは絶対に伝えておきたいことです。

変化を恐れていては前に進めない。

簡単なことだけど、でもとても大切だと思います。





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[会場]
大阪・京橋

[当マスターコースの狙い]
声楽の技術を完成させるためのこのマスタークラスはオペラの声楽技術における表現の可能性を掘り下げることを狙いとしています。各生徒は3~4曲を用意し、講師はその中から生徒の能力に見合ったものを選び、コースではその曲を学びます。尚、今回より選抜コース(専門技術取得の資質がある方やプロ・プロを目指す方が対象)と一般コースに分けて受講生の募集を行い、より多くの方が受講しやすい形になりました。

お問い合わせ・詳細はこちらをご覧下さい。⇒こちらをクリック


主催:マニフィカ ラ・ムージカ♪
後援:在大阪イタリア総領事館 イタリア文化会館


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