マニフィカ カンタービレ声楽教室
比較するのって楽しいですよね。
最近では小説からドラマ化されたり映像化されたり良くしていますよね。
あんまり多いので比較する前に新作が出てしまって追いついていないのですが、比較のお話をする前に、なぜ今日のテーマが「比較」になったかについてお話したいと思います。
以前から私達家族にとても親切にして下さるすごく素敵なご夫婦がいらっしゃいまして、主人のイタリア語の生徒さんでもある奥さまはいつもお綺麗で、私もこういう「奥さま」になれればいいなとお会いする度に思っています。(現実はドタバタママといったところでしょうか。。。)
そのご夫婦が先日ご自宅に私達をご招待して下さいました。
それで、ご夫婦でヴァイオリンやチェロを勉強されていることもあってか、ご主人がものすごいオーディオ機器をお持ちなんです。
私が大学時代に師事していた教授もまたオーディオ関係に心血を注いでいたので、その部屋がいかに凝っているかはすぐに分かったのですが、どさくさまぎれにCDを堪能させて頂きました!
家庭では最近はなかなかゆっくり曲を聴けないので車で移動する時に音楽を聴いています。
たまにモーツァルトのレクイエムも聴くのですが、カラヤン版なので他の指揮者版もゆっくり聴いてみたいと思っていました。
それで先の比較のお話になる訳です。
こちらのお宅にあったのはムーティ版でした。
当たり前なんですが、いや~、違いますね。
言葉で言ってしまうとたった一言ですが、この違いが面白いこと面白いこと。
お招き頂いたお宅で夢中になって聴かせて頂きました。
解釈が変わるとこんなに曲って変わるんですよね。
ムーティは好感が持てる指揮者だと思っていましたが、特にこの日この曲を聴いていて思ったのは、「頑固で絶対に!譲らない」というイメージが強烈に感じられました。
カラヤンはムーティと比べて改めて皇帝と言われる意味を感じました。
その他、小ネタ(細かい違い)に「ここはこれでくるか~」みたいな調子で大変有意義な時間を過ごせました。
あれだけいい音で再生できるとなると、歌手の声も私が聴いている物よりもより良く聴こえるんだし、歌い方とかももっとよく分かるんじゃないかしら、とも思いました。
今度は歌を聴いてみたいなぁ。。。
Claulio Abbado Mozart Requiem in D minor, KV 626