大阪・京橋 カンタービレ声楽教室のブログ

レッスンの話題を中心に書いています。

体が資本ですもの

2015年04月14日 | 音楽
マニフィカ カンタービレ声楽教室



最近日常の話ばかりだな~と思いましたので、ちょっと声楽教室のことを書いてみようと思います。

おそらくこのブログを読んで下さっている方はHPを一度は見て下さっているのではないかなと思います。

私は発声に悩んだ時期が長く、歌が好きなのに歌いたい歌が歌えない日々を送っていましたが、イタリアのオペラ歌手Maddalenaに出会って以来、歌の世界が変わりました。

そういう自分の経験から、自分が歌える喜びを伝えられるようになったら最高だな~と思って声楽教室を開きました。



教室を開いて最初の頃は、とにかく習った技術をそのまましっかりと伝えることが大切だと思って、熱く、いえ、無駄に暑苦しい感じで頑張っていました(苦笑)

そんな中でも、「あれ~???」と思ったことがありました。



「生徒さん達は真面目にやろうとしているのに、同じことを言っても出来る人もいれば出来ない人もいる。」



要するに、言ったことを正確に解釈できているかという問題ではなく、正しく理解していてもできないことがある、ということです。

そうして推測できたことは、体に個体差があり、また生活をしていてそれぞれに持つ癖や使い方があるということ。

実際に現在は体のことも勉強しているのですが、体が楽器である限り、このことを切り離しては考えられないんだなと切実に思います。



そして更に思い至ったこととして、体を支配しているのはやっぱり思考であるなということです。

「歌」という手段を使って、自分や人の心を研究してるんじゃないかと今までも思ってきましたが、結局行きつく先もそういうことかという気がします。

…どんどん勉強したいことが増えます♪



ちなみに、今はあったかいくらいの気持ちでできている気がします。

熱いくらいならいいけど、無駄に熱いのはねぇ…(苦笑)



と、そんなこんなで、私としては体からのアプローチとイタリアで勉強してきたことを合わせてレッスンに活かしつつ、「あ~、今日のレッスン、良かった!」をたくさん作れたらいいなって思っています。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする