スーパーパントマイムシアターSOUKI ブログ

「銀河鉄道の夜 Gray ticket, Green ticket」ご来場ありがとうございました。

照明担当 加瀬です

2021-10-22 19:11:34 | BREAKTHRU

なんかブログに載せる文章を書けと言われました、

そんな事が苦手だから照明をやって来たのに…。

 

仕方が無いので、江ノ上君との出会いとか書きましょうか。

想起が出来てから30年と聞きましたが、

私と江ノ上君とはその以前ママコザマイムで出会いました。

 

最初の印象は不器用で生意気そうでしたね。(笑)

暫くすると少しずつ上手くなって、

重要な役を任されるようになってきました。

生意気そうなのは変わらなかったけど。 (アドルフの予兆?)

 

想起とは旗揚げ公演からの付き合いです。

本当は幻のル・ピリエ公演があった筈でしたが、

江ノ上君の病で流れて

1991年の「SPOIL」が旗揚げになりましたね。

池袋小劇場だったけ?

若かったなあ。

 

あの時、私を頼って来てくれたのは

ちょっと嬉しかったんですよ。

パントマイムの照明って、

いろいろな世界を描く事ができるので好きなんです。

やり過ぎっていう事もあるけど、

照明って残らないのが良いんですよね。

 

想起さんは要求が多いので、

やり過ぎの半分は江ノ上君のせいです。(^^)

 

これからもずっと、

世話をやいたり、

お世話になったりだと思いますが、

よろしくお願いします。

 

照明のこと?

舞台を観にくるか、

一晩一緒に呑んでくれれば話します。(^^)

 

カセプランニングオフィス

加瀬隆純


どんなフライヤーになるのでしょうか?

2021-10-21 21:48:48 | BREAKTHRU

10月21日(木)

日曜日の若人二人に続き、

平均年齢が高めのチームが12月のライブのフライヤー撮影を敢行!!

テーマに沿って「こんな感じの衣装を用意してね」

と、大まかな支持は与えられるのですが、

そこから先は自力でなんとかする!!

う~ん。今回はどんな服を着ようかしら?

 

演技やテクニックは稽古で鍛える!

写真撮影を経て、自己プロデュース力が鍛えられておりますわい。

おかげで小生、餡子R★CKのタンスの中も良い洋服が増えましたわい(●^o^●)

(何割かはBOSSにチョイスしてもらった服ですが)

撮影も快調に進みましたわい。

フライヤーの完成はBOSSが30日・31日に出演する

「宮澤賢治の世界」の時にはお手元に届けたい!

との事。ぜひお楽しみに!

BOSSは今日もそのリハ―サルがある中、ギリギリまで

芸術鑑賞公演組に稽古をつけて下さいました。

BOSSが出発した後も稽古は続く。

有難いことに、沢山のご依頼を頂いておりますので、

混乱しないように色んなパターンを練習ですわい。

 

フライヤーの完成まで今しばらくお待ちくださいませ。

餡子R★CKでした。


こんにちは。音響を担当している畑(ハタ)です。

2021-10-16 19:18:57 | BREAKTHRU

今回初めてブログを書かせていただきます。

 

SOUKIさんとの関わりは2006年・全労済ホールでの

「銀河鉄道の夜」だったと思います。

あの頃は仕事を始めて間もない頃で、

音響アシスタントとして参加したのですが、

自分自身が小劇場しか経験がなく素人同然と

言ってもいいような状態でしたので、

SOUKIの規模の大きさに驚いたものでした。

 

その後、田原町ライブや地方公演を経て、

2008年の「Let’s Go Hell」(今はなき青山円形劇場!)で

前任者から引き継いで音響をオペレーターを担当して今に至ります。

 

 

さて、前置きはこのくらいにして、

今回は先日開催されたSOUKI本公演「BreakThru」で使った

効果音について書こうと思います。

 

取り上げる効果音は「ドア・ノッカー」です!

 

ドア・ノッカーは金子さんの作品「指示の多い料理店」で使用しました。

 

なぜこの2つを選んだかというと、リアルさを補完するために

pitchという塩コショウを振りまいたからです。

pitchとは音の高さのことですね。

 

ドア・ノッカーは計5回使われていますが、

実は全部同じ音を使っており、

それを金子さんの動きに合わせて1回ずつ再生してました。

 

5回のうち最初の2回は同じ音でも問題なかったのですが、

後半の3回連続で叩かれるところではなんとなく違和感がありました。

 

現実では叩く加減がまったく同じにはなることは少ないですから、

微妙に違う音になるはずでそれをどう表現するかで

違和感がなくなっていくというお話です。

 

作品中の該当箇所ではやや派手目な音楽が背景使われており、

強弱による変化だと音楽に埋もれてしまう可能性があったので、

3回連続で叩く箇所のうち1回目と3回目のpitch

気づかれない程度に下げて使用しました。

気づかれる程度だと「同じだけど微妙に違う音」にはならないんですね。

現実のドア・ノッカーの条件からすれば、

音の高さがころころ変わるのは明らかにおかしいですし。

(ファンタジー要素を求めるなら面白いですが)

 

ドア・ノッカーではこんな風にリアルさを追求しましたが、

どのような音がリアルなのかは条件によって変わってきます。

その条件に合わせるのは意外と手間が掛かるということですね。

 

長々と書いてきましたが、誰も気にしてないことを

こだわるのがスタッフという生き物であるということが伝わればと思います。

 

ではでは!

また劇場でお待ちしてます


「BREAKTHRUの不思議な世界」

2021-10-15 18:33:13 | BREAKTHRU

公演は演者と裏方の合同作品。

写真撮影担当のGanは裏方として公演を支えたことを誇りに感じている。

演者と裏方が舞台上に集まっての1枚。

僕は画には写っていないが、この写真自体がGanである。

 

 BREAKTHRU公演は2日間とも撮影した。

これだ!という瞬間を撮ったときには、

心の中でガッツポーズをとっている。

照明と音響が演者をインスパイアし、

舞台のエネルギーがふつふつと沸き立つ瞬間である。

 僕はOM-D(旧OLYMPUS)とLUMIXというブランドの小ぶりで軽量なカメラ&レンズを使い、

三脚は立てず全て手持ちで撮影している。

舞台の緩急や演者の呼吸に自分の体を合わせるために、

カメラを固定したくないからである。

 

 そうして撮った舞台写真を観ていただきたい。

「灰色の街」江ノ上陽一。

「婆さんのコロナ禍~ワクチン接種後編~」新関祐子。

「指示の多い料理店」金子聡。

「赤ずきんちゃんと狼のおはなし」中里綾子、是永航、定金来音。

「ROBOT」中里綾子、是永航。

「ねずみ小僧VS銭形平次」餃子R☆CK、小坂部耀佑。

 舞台に現れた不思議な世界。

 SOUKIパントマイミスト達は、

猛稽古を経てシアターXの舞台上に不思議な世界を現出させた。

僕は稽古の成果発表を撮るつもりはない。

演者が舞台に創り出す不思議な出来事を撮りたいのである。

 

 それは照明や音響、舞台監督、制作などの裏方の情熱あればこそ。

観客もまたいつの間にか不思議な世界を体験するのだ。

 

 台詞のないパントマイムは「言葉から自由」だから演者の身体がイメージそのものになる。

ファインダーから演者の瞳や身体の動きを追い、

不思議な世界から湧き出す清水のように感じられるとき、

僕の全身の気も沸き立つのを感じる。

 

 この舞台写真から、あの日舞台上で起こった「不思議な出来事」を

感じてくださったらこの上ない仕合せです。

 

 最後にもうちょっと。

 BREAKTHRUには演者プロフィール撮影から関わった。

江ノ上さんから「灰色の街のイメージで」とのリクエストで撮ったうちの1枚である。

小雨の降る7月の宵闇であった。

この頃から僕もまた不思議な出来事に入り込んでいたようだ。

Gan(写真家)


恵比寿&横浜公演に向けて!

2021-10-14 21:44:40 | BREAKTHRU

10月14日(木)

まさに秋晴れ!

来年のこの時期は行き当たりばったりで

風の向くまま気の向くままロングツーリング!!

いつか再び、そんなことが出来たら良いですね~。

餡子R★CKですわい。

 

「BREAKTHRU」公演後も歩みは止めない我々SOUKI一同。

11月の芸術鑑賞公演で我々のパントマイム楽しみにして下さっている

生徒たちに楽しんでもらう為に早速リハ―サルですわい。

「言い方ひとつでいくらでも変われる!」

同じ場面の稽古でもBOSSが喋り方を変えて、

色々なパターンの表現(仕草)の手本を見せて下さいました。

「これを手に入れて欲しいな~。お前らには」

と、BOSSは仰ってました。

その自由さに認知と判断。感情の変化のきっかけ

となる「間」は計算で入れる。

そして、改めて慣れから脱却し、

作品の本質を見直さなければならない

小生、餡子R★CKなのでした。

 

BOSSは我々に稽古をつけて下さった後、

こちらの作品のリハ―サルへ行かれました!

新しい未来へ「宮澤賢治の世界」~星の彼方 大地の果てに~

こちらの「よだかの星」にパントマイムで出演されます!!

醜い容姿から誰にも相手にされず、居場所も失って、

夜空を飛び続ける夜鷹の行く末は?

BOSSの大好きな宮沢賢治の世界♪

きっと素敵な舞台になるはずですわい!

日時

2021年10月30日(土)・31日(日)

両日ともに14:30開場 15:00開演

会場

恵比寿・エコー劇場

公演の詳細はこちらからご覧ください。

スタジオではまだまだ自主練中!!

餡子R★CKでした。