スーパーパントマイムシアターSOUKI ブログ

「銀河鉄道の夜 Gray ticket, Green ticket」ご来場ありがとうございました。

今月の歌舞伎はこれ!

2012-05-23 22:32:29 | パントマイム
「椿説弓張月」を見た。
この演目は三島歌舞伎と称される作品の一つ。
三島由紀夫は生涯に6作の歌舞伎作品を残してる。
戯曲集は読んでるけど、歌舞伎は初めてなので楽しみにしてたんだ。
今回の演目の主人公は源為朝。
18歳で大島に流された「無双の弓矢の達」と評された人物。
この作品では大島から讃岐、肥後、そして琉球へと落ちていく悲劇のヒーロー。
現在放映されてる大河ドラマ「平清盛」にも、前回の放送で登場してたと思うから
そういう意味ではタイムリーだな。
視聴率は悪いみたいだね…俺は録画して見てるけどさ。(苦笑)

今回の演目は見ていて楽しいスペクタル性がたまんなかったね。
登場する船のデカさに圧倒され、怪魚ワニザメ、時に滑稽な烏天狗…
でもって、筋骨隆々の武藤太が腰元たちに虐げられ処刑されるシーンは
サディスティックで三島由紀夫の匂いがプンプンしてて好きだね~。(笑)
でも、全般通してみていると実に歌舞伎らしい歌舞伎だったと思う。
歌舞伎だろうが現代演劇だろうが…三島美学ってものを貫いて創ったんだろうな。
己の美学を貫く…素敵だね。
この作品の初演の1年後…市ヶ谷駐屯地で自決したらしい。
これがが最後の劇作。。。
そう知って…尚更この演目を見られて良かったな。

スーパーパントマイムシアターSOUKI
江ノ上陽一

顔は人が咲かせる花なのだ

2012-05-23 12:26:35 | パントマイム
タイトルの言葉は彫刻家の佐藤忠良さんの言葉です。
いい言葉だと思います。
一概に顔といっても…実に様々な表情を持っている。
いや、言い換えると実に様々な表情を作ることができる。

パントマイムって言葉がないだけに表情に強く出さなきゃ伝わらないんです。
パントマイムを通して、「笑い」「泣き」「悩み」「怒り」…
そんな感情を素直に顔に出していく。
色んな花を咲かせながら作品を創っていくのです。

上の写真に写ってるみんなもいろんな表情をしてますよね。

金子みすずさんも「私と小鳥と鈴と」でこう綴ってます。
『鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。』

今月は多くの仲間が増えました。
入会キャンペーンも5月31日までです!
是非一度体験してみてください。

田中さん、チョコのお土産ありがとうね~!

さ~て、今日も花を咲かせるべくhico2の公演の稽古に入りましょ!!

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江ノ上陽一